こんにちは。Techガールです。
もう二ヶ月くらい前の話なんですが、今年1月末に行った産婦人科で受けた検診の請求書が郵送で送られてきたんですよ。
毎回アメリカの医療費ってバカ高いので、今回もきっと高いんだろうな〜って思っていたら、やっぱりというか、期待を裏切る事なく、すごい金額でした。
エコー検査1回で何と、$503.51
日本円で、約60,000円
※$1=120円
金額を見て私はもう絶句しましたよ。
日本だったら高くても3,000円〜5,000円で済むんじゃないんですかね。
その金額の10倍ですよ、10倍!
アメリカって本当ーーーーに、患者に優しくない医療保険システムでムカつきます。ホント保険があっても、無くても、医療費払えない貧乏人は「氏ね」と言ってる様なもんです。
急いでいる人の為に、結論を書いておきますが、アメリカで請求される医療費に納得できない時は、納得できない理由を説明して、安くしてもらえないか交渉してみる事をオススメします。
私は交渉の結果、$100 安くしてもらい、結果 $500→$400 になりました。
詳しくは続きをご覧ください。
アメリカ人にも分かりにくいアメリカの医療制度
この事をすぐに私の義理母(アメリカ人)に相談したのですが、アメリカの医療システムは生粋のアメリカ人義理母にも毎回分かりにくいらしく、忘れた頃に請求書が送られてくるので、たまにOuch!!となってしまうのだそうです。
で、今回のエコー検査(英語で「ウルトラサウンド」)も1回で$500の請求書が送られてきた事を伝えると、義理母のコニーさん(名前初公開!w)も「それは高すぎだわ」って事で一緒に交渉しに行きました。
交渉に行く前に必要になると思ったので、今回の請求書の内訳を自分の保険会社のウェブサイトで確認する事にしました。
ちなみにですが、今回私が産婦人科に行って受けたサービスは
- 医者に今までの自分の経緯(妊娠〜流産〜次チャレンジ中)の説明
- 一応いま気になっている事を相談
- 医者が相談内容に沿って「エコー検査」が必要という事で、
超音波を1回別の日に受けた
以上です。
そして、以下が上の医療サービスに対する明細です。
※合計額は$450になっていますが、この明細の他にOffice Visitと呼ばれる、ただ医者に会って話すだけの費用は含まれておりません。これは明細なので記載されていませんが、実際の請求書には+$50含まれております。
※赤枠は保険無しだった場合の合計金額
※緑枠は保険会社が支払ってくれる金額
※紫枠は患者が支払う金額
気になった箇所なのですが、番号を振った(1)と(3)の部分、
2/05/2015「Ultrasound Of Pelvic」
2/05/2015「Ultrasound, Abdominal Vessels」
「Ultrasound」(エコー検査)が2回になってる・・・。
(°д°)ヘッ何で?
何かエコー検査が2回にカウントされている??
私が受けたのは1回のエコー検査ですよ?
何で2回もカウントされてんの??
が、しかし!
これを見て、思い出したのです。
最初にやったのは、あのエコー検査で使う超音波が出てくるプローブを、腹の上からなぞるだけのヤツ(経腹法)で、あれで上手く見えなかったから、
あの棒(プローブ)を膣に直接入れて見る方法(経膣法)でやり直したんだっけ…。
そうです。
エコー検査は方法を変えて2回に分けられていたのです。
アメリカでエコー検査をやる時は、何故か水を大量に飲まされる事がある
アメリカの医療システムについて、よくわからない人の為のちょっと説明しておきます。
アメリカでは女性が子宮や卵巣のエコー検査を受ける際に、水を大量の飲ませられる事があります。(多分1リットル程)
このエコー検査は「経腹法」と呼ばれ、水を大量に飲む事で膀胱を膨らませて、その間に超音波プローブをお腹の上で滑らせて、子宮や卵巣などをチェックします。アメリカでエコー検査を受ける時は、まずはこの方法で子宮や卵巣の様子をチェックするんです。
次に「経膣法」と呼ばれる方法で、超音波プローブを直接膣の中に入れて、子宮や卵巣などをチェックする方法でエコー検査を行います。
※日本ではどうだったか忘れてしまいました。日本も同じなんでしょうか?
今まで、3回程違う産婦人科に掛かりましたが、子宮と卵巣を調べる際は、この2通りの方法でエコー検査をされました。今回の私の場合ですが、1回目のエコー検査「経腹法」でしっかり見えていれば、請求書の内訳(1)と(2)の合計($250)位で済んでいただろうと思われますが、1回目のエコー検査「経腹法」で見えにくかった為、「経膣法」でも検査をする事になり、それで2回にカウントされていた様なのです。
前にも書いた様に、「経腹法」をする場合は、検査前にペットボトルの水2本を飲んで来る必要があったので、当日は決められた通りにペットボトル2本分の水をエコー検査前に飲んでいったんですよ。
しかも検査する直前なんて、オシッコが我慢出来なくなりそうでヒヤヒヤしてたのに。
これってちょっと軽い拷問ですよ(笑)
もう我慢に我慢して挑んだ検査だったのに、結果「経膣法」もやって、この請求額。
しかも金額も言わずに「経膣法」を勝手にしやがって〜〜。その金額を先に言ってたら、我慢してまた追加で水飲みまくってやったかもしれんのに。
本当アメリカの医療費ってムカつく事ばかります。
日本の医療システムが羨ましい。
アメリカでエコー検査をやる時は、費用が心配なら先に金額を尋ねておこう
これだけ書いておいて何ですが・・、
今回もエコー検査をする時に「経腹法」と「経膣法」をやるんだろうなとは、
薄々感じてはいました。
先ほどもアメリカでのエコー検査について触れているので、
鋭い方はお気づきかもしれませんが、
アメリカではエコー検査は「経腹法」と「経膣法」両方やるのがスタンダード
という事を知っていたのなら、何で今更文句言うの?
って思う方もいるかもしれません。
しかし、私が今回「納得できないっ!」て思ったのは、
- 「経腹法」と「経膣法」が別々で請求された事、何より異様に高い!
- 今まで「経腹法」と「経膣法」両方されても請求額は$450より大分安かった
- 「経膣法」が私の検査に対して「確実な方法」だったのなら、
なぜ最初から「経膣法」をしてくれなかったのか、
私から見ると「意図的に2回分請求」しているように見える
請求書と明細を見る限りでは、どうしても「無駄なエコー検査が1回施されている」としか思えないんですよ。
1回目で見えない可能性があるって少しでも知っていたら、
最初っから2回目の方法で検査してくれればよかったのに。
日本の医者だったら、検査前にこんだけの金額になる場合は、絶対患者さんに大体の金額を伝えてくると思うんですよね。
しかしエコー検査に $500 の請求書。
家計にめちゃくちゃイタイです・・・。(x ω x)
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結局は産婦人科に出向いて交渉し、請求額を$100安くしてもらった
冒頭でも触れた様に結果として、上で思っている事を全部説明して、$100 も安くして頂く結果となりました。
医療費が交渉次第で安くなるなんて・・・
どんな国なんだよ、オイ。
交渉に応じてくれるかどうかは、結局はその病院次第なんでしょうが、今回の件でも改めて、
この国の医療保険システムは、
患者の為にあるのではなく、企業の利益の為に存在している
と、しみじみ思いました。
日本に住んで居る皆さん、「日本が嫌い」とか「クソ「とか思っていても、医療保険システムだけを見ると、日本は天国ですよ。ここアメリカと比べると「天国と地獄」くらいの差がありますので。
実際すっごい高額の請求書が自分あてに送られてくると、本当に血の気が引きます。
※私が流産で手術した時が実際そうだった。
命を助けてもらったのに、その後送られてくる請求書を見て、「死んでいた方がよかったかも…」と思う人って実際いるんじゃないでしょうか。
毎回このブログでも言っておりますが、アメリカの医療費は本当にムカつきます。アメリカではなるべく病気しない様に、自分の健康と体は自己管理する事が非常に大事です。高額な医療費を払う事を避ける為にも、病気にならない体づくりをしておきましょう。まぁこれはどこの国にいても同じですけどね。
しかし、特にアメリカは酷い ので、これからアメリカへ移住予定の方や、アメリカの医療費で心配されている方は、病気しない体作りを日本でも始めておいた方が、将来医療費に出て行くであろうお金をだいぶん節約できるかもしれません。
如何でしたか?
またアメリカ生活で記事にしたい内容があれば、ブログしたいと思います。
最後まで読んで頂き有り難うございました。
また次回も宜しくお願いします!