こんにちは。@Techガールです。
あり得ない位に高額なアメリカ医療費ファンの皆様。
お待たせしました。
今日は歯科治療費についてですよ〜(涙)
驚かない様に前もってざっと金額をお伝えすると、
総額でなんと「$2,548」の見積もり(保険適応)を頂きました。
日本円($1=120円)で「305,760円」です。
もうカオスですよ、カオス!
もう少しヤケになっていますので見積もりだって公開しちゃいます。今後アメリカに移住予定のある方は、落ち着いてご覧になって下さい。金額を見て心臓が飛び出さないか、ちょっと心配ですので、あくまで「歯科治療費の例」として載せている事をお忘れなく〜。^^;
それでは早速ですが、いってみましょう!
歯科医(Dentist)に行った今回の目的
今回歯医者に行った目的は「歯のクリーニング」だったのですが、アメリカの歯医者では「歯のクリーニング」を予約する前に、どんなクリーニングが必要か、「Dental Exam」と言って必ず歯の検査をしなければなりません。予約してすぐその日に「歯のクリーニング」が受けれる訳ではないんですよ。面倒くさいですよね。
それでもって今回受けた歯の検査から、今後色々と治療をする歯が発見されてしまったので、その内容と一緒に、「全ての歯を治療した場合に掛かる、治療費用の見積もり」を頂いて参りました。
以下は検査してもらった内容になります。
- 全部の歯のレントゲン
※ぐるっと一周回る、あのレントゲン(アメリカで親知らず抜歯で以前ご紹介しました。) - それぞれの歯をもっと間近でレントゲン
- ハイジニスト(歯科衛生士)がそれぞれの歯と歯茎を肉眼で検査
そして検査結果の末、治療が必要な歯の治療費を頂いて帰ってきました。
以下は歯の番号と、その治療に掛かる費用を分かりやすくリストでまとめています。
アメリカの歯医者で出された治療費の見積もり一覧
- (1) 8番と7番の歯(両方の前歯)の表面が少し欠けているので、その修復
治療費(保険無し)$224
治療費(保険有り)$102.20 - (2) 15番の歯(奥歯)に中程度の虫歯(根管治療が必要かもしれない)
治療費(保険無し)$1,973
治療費(保険有り)$844 - (3) 3番の歯、以前治療したクラウン(金属の被せ物)が古いので非アレルギー対応の白い歯に取り替え
治療費(保険無し)$1,071
治療費(保険有り)$1,071
※金額が同じなのは、歯科保険でカバーできる年間の金額を他治療費で使い切ってしまう為 - (4) 20番の歯、以前治療したクラウン(金属の被せ物)が古いので非アレルギー対応の白い歯に取り替え
治療費(保険無し)$347
治療費(保険有り)$347
※金額が同じなのは、歯科保険でカバーできる年間の金額を他治療費で使い切ってしまう為 - (5) 21番の歯、歯の根元にある色素汚れの除去
治療費(保険無し)$183
治療費(保険有り)$183
※金額が同じなのは、歯科保険でカバーできる年間の金額を他治療費で使い切ってしまう為 - 補足:「歯のクリーニング」は歯科保険で無料になりました。
参考までにアメリカ式の歯の番号表
画像キャプチャ元:アメリカ式の歯の番号(Universal system)について -歯チャンネル-
さきほどの歯の治療費の見積もりコピー
そして以下が、上で記した見積もりのコピーになります。
アメリカの使えない歯科保険
これは私達が使っている歯科保険(デンタルインシュランス)だけの情報になってしまいますが、年間で歯科保険がカバーする金額は、たったの$1,500で、それを使ってしまうと後は全て実費になってしまいます。
ですので、上の治療費を見てもらうと分かるのですが、(1)〜(2)までで1年間で使える$1,500を使い切ってしまうため、(3)〜(5)までに掛かる治療費は全くカバーされないので、極端に高くなってしまっているのです。
私の場合は旦那君の会社からの歯科保険に入れてもらっているので、今後はもっとプランを見直してもらって、毎月歯科保険に掛けるお金を少し多く払うなど、もっと良いプランに変更してもらいたいなぁ...と思っています。
旦那君が転職した2014年の初年度は、好きなプランを選んで入るなどの選択の余地が無かったならしく、会社で指定されたプランを昨年はそのまま使っていました。
そして昨年は二人とも、1度か2度位しか歯医者に行かなかったのと、その年はそれで特に大きな問題が無かったので、2015年になってからもプランを変えずそのまま同じプランのままにしておりました。
ですが今年はまだ半年程しか経っていないのに、もう年間でカバーしてもらえる金額を使い切ってしまいそうなので、、来年からはプランを見直す必要があるのでは?と我が家では思っております。
ただ、私が勤めている会社ではないので、どういった仕組みで、毎月どれだけ歯科保険に払っているのかも分からないので、正直なところ、歯科保険については詳しくはお伝えできません。。(旦那もその辺りは超面倒くさがり屋)
ただ一つ言える事は、
アメリカの医療保険と歯科保険はクソである。
これは確かだと確信しています。
ですので、くれぐれもアメリカへ移住予定や留学予定の方は、日本で必ず、必ず歯の治療は済ませてから渡米されて下さい。上の金額はあくまで治療費の一部ですが、他の歯科医も治療費はあまり変わらないと思います。
とにかくアメリカの歯科治療費と医療費は、とんでもなく高いです。
まさにカオスです。
ただ、加入する歯科保険(デンタルインシュランス)によっては、カバー率も違ってくるので、上の金額より支払う額が低かった場合はラッキーだったという事で、旦那様に感謝、もしくは自分が良い保険に入っていたのだと思い、感謝しておきましょう。
※タイトルで書いた「虫歯1本に25万円」は、無保険の場合に請求されるであろう金額になります。
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アメリカの医療費がベラボーに高い理由
アメリカの医療費や歯科治療費が何故こんなに高いのかは、以前他の記事でも少し書いたと思うのですが、アメリカの医療保険は民間の企業が運営していて、「利潤」を求める為に運営されているからなのです。
そして、国が医療費をコントロールしないので、医療費はどんどん上がり、その医療保険をカバーしてくれるハズの保険会社も、民間の企業であるが故に「利益を出す事が第一」なので、「国民の医療を助ける事はその次の次の次・・・」位なのではないでしょうか。
じゃないと、あんなベラボーに高い医療費になんてなりませんよ。
アメリカで唯一大嫌いな所は、高過ぎる医療費ですね。
こんな記事も見付けたので、もっと興味のある方はご覧下さい。アメリカの医療システムが他のどんな国より劣っているのか一目で分かる表が面白いです。
アメリカで歯の治療を無料で受けられる裏技もあるよ
お金が無くても、アメリカで歯科治療を無料で受けられる「裏技」も実は存在します。
以前こんな記事も書いていますので、興味のある方は参考までにどうぞ。
→アメリカで歯科治療が無料+お金も貰える?! 保険が無くても治療したい人は要チェック!
如何でしたか?
今日はまたしてもアメリカの高過ぎる医療費と歯の治療費についてでした。
毎回アメリカの医療費関連のブログを書いていると、少し頭に血が上ってきてしまいます。(笑)アメリカって国民にあまり優しく無い国で、お金持ちには超甘い社会なのでは?とさえ感じてきています。
歯科医に掛からない為に、まずは自分でも虫歯にならない様に予防する事も大事ですね。歯医者からのアドバイスでは、歯磨き用のブラシは、「音波式電動歯ブラシ」がとても良いらしいです。
フィリップスの音波式電動歯ブラシ「Sonicare(ソニッケアー)」は、毎回どの歯医者さんに行っても勧められます。(日本でもアメリカでも)
今度安い時を見計らって我が家も是非、歯ブラシは電動の音波歯ブラシを購入しようと思っています。虫歯になってあんなバカ高い治療費を払うよりかは大分マシですからね。
半年くらい前ですが、アメリカの歯科医療費が高過ぎるので、口腔環境改善のため、我が家も遂にフィリップスの音波式電動歯ブラシ「Sonicare(ソニッケアー)」を購入しました!
なんでも聞いた話だと、音波で虫歯菌を殺菌してしまうらしく、恐らくアメリカ暮らしでは「Must Have」なアイテムだと実感しています。この音波式電動歯ブラシのお陰で、毎日磨いていると虫歯治療中だった歯は、とりあえずこれ以上悪くは進行せずにいます。
あと、ゴシゴシ磨かなくても良いので、歯茎が下がるのも予防します。2015年中に「買ってよかった商品」のナンバーワンだったと思います。
日本在住の人にもめっちゃオススメします!歯だけは一度無くなったら取り戻せませんので…日頃からのケアがもの凄く大事です。
最後まで読んで頂き有り難うございました!
また次回も宜しくお願いします。
以上、@Techガールでした!
▲アメリカ在住の型に全力でオススメしたい歯ブラシ。
ちょっと型落ちしてますが、経験上、普通の歯ブラシから音波歯ブラシに変える人は、このモデルでも十分違いが分かると思います。音波歯ブラシ2個+充電器2個(一つは紫外線除菌器付属)で、めっちゃお得です!(私はコレを夫と使ってます!)
紫外線除菌器では約10分で歯ブラシに付着した99%のバイ菌を除去できます。
その他、アメリカのカオスな医療費・治療費が知りたい方はこちら
→アメリカで親知らず抜歯体験…費用や術後の経過を報告するよ。
→「エコー検査1回に6万円」もする国、アメリカ。明細に納得いかず価格交渉してきた結果。
→稽留流産での掻爬手術の合計費用 $1,811、日本円で約21万7千円って...(汗)