こんにちは、@Techガールです。
前回のブログ「アメリカで妊娠・流産・・・初めての産婦人科の記録(3)〜掻爬手術 D&C Procedure 当日〜」の続きです。
今回は、掻爬手術後に検査に送ってもらった「胎児の染色体検査の結果」をブログしています。
まず染色体異常の検査結果ですが、「47, XY, +15」という事だったのですが、医者のメモに分かりやすく解説がありました。
Extra Copy of Chromosome 15, Male fetus.
つまり15番染色体が3本ある、染色体の数が正常ではない、という結果でした。
性別は男の子でした。
旦那さんの希望する男の子だったなんて・・・。
でも…私も実はそんな気がしてたんです。きっと男の子だったんだろうなって。
この結果を見て、また更に旦那さんと二人で悲しみましたが、前向きに元気になる!!って決めたので、最低でも旦那さんの前では泣かない様にしました。
でもこの結果を聞いた後に、家で一人で居る時には怖くなってまた泣いたりしていましたが・・。
悲しむのは仕方ないですよね。
だって我が子なんですもの。そりゃ悲しいに決まってます。
思い出したらいつでも泣いちゃいます。
しかし、この気になる「トリソミー」って言葉、意味は一体何なのか、気になるので調べてみました。
トリソミー
いずれかの染色体を3本持つ状態。21トリソミー,18トリソミーなど、部分的に3倍体化した染色体番号を付記する場合が多い。引用:Wikipedia ー トリソミー
どこかで間違って染色体が3つコピーされちゃったんですね。。
最初はこれを聞いてとっても「怖い」って思いましたが、産婦人科医からは「これは誰にでも起こりうる事で、両親に何か問題がある訳ではなく、誰にでも確率として起こるから、そこまで気にしなくていいよ。」って事でした。
旦那さんの精子とか、何か色々調べた方が良いのかも尋ねましたが、「その必要は無い。」って事だったので、特に結果が分かってからも何もしていません。
ただ、おすすめされたのは「Prenatal Vitamin プリネタルバイダミン(アメリカの妊婦用サプリメント、葉酸もたっぷり入ってます)」を続けて取る事くらいでした。掻爬手術後の回復と、「卵子にも良い」という事だったので、流産してから術後1週間位経ってから毎日接種するようにしています。
旦那さんも一緒に取った方が良いという事で、旦那には葉酸が入ったマルチサプリメントを取ってもらうようにしました。葉酸は精子の奇形も防ぐ働きがあるそうです。
アメリカでは妊婦用(葉酸入り)の専用サプリメントが沢山あるんですけど、だいたい葉酸の含有量が日本の含有量より多く入っているものが多いです。以下は「葉酸の効果」です。ある産婦人科のHPより「妊娠と葉酸」のページを引用しています。
葉酸はほうれん草から見つかったビタミンB群のひとつで、読んで字のごとくブロッコリーをはじめとする野菜、大豆、キノコ、穀類に含まれ、生体内でのDNA合成の際の補酵素として重要な働きをします。赤血球への成熟過程や成長および妊娠の維持にも必要で、葉酸欠乏により巨赤芽球性貧血が起こります。
特に細胞分裂の激しい妊娠初期はより多くの葉酸摂取が必要で、近年欧米をはじめとする諸外国の調査で、妊娠初期の葉酸の十分な摂取が赤ちゃんの奇形のひとつである二分脊椎、無脳症などの神経管閉鎖障害(neural tube defects、以下NTD)発症リスクを減らす効果があることが明らかになり、各国の国をあげた対策によりNTDの発症は減少しました。
妊娠と葉酸(堀産婦人科様のHPより)ページが削除されてしまいました。
葉酸ですが、妊娠初期の赤ちゃんの重要器官を作る上で、「神経系の細胞分裂を正常に行う事を助ける働き」があるようです。
また、「傷ついたDNAの修復を助ける働きもある」とのことで、私は葉酸が600μg含まれている妊婦用サプリメントを、次の妊娠に向けて取っています。
日本では妊娠したら、マルチサプリメントは取らない様に産婦人科から指示される事があるようですが、これは素人考えの推測ですけど、妊娠初期には逆に多く取らない方がよいビタミン(例えばビタミンA)も沢山含まれているためではないかと思います。
なので、妊娠前や妊娠後からサプリメントを取りたい人は、妊婦専用のサプリメントを取っておいた方がよいと思います。日本ではまだ妊婦用サプリメントを取る人は少ないと思いますが、ここアメリカでは妊娠する前や妊娠してからもサプリメントを取る人が多いです。
日本だと、「細胞レベルで卵子の老化を防ぐ為のサプリメント」↓まで売られているんですね。
これはちょっとすごいって思いました。卵子と精子のアンチエイジングだそうです。
ちょっと興味ある・・・というか買ってみたい。
こういのアメリカにも無いか探してみよう。。
アメリカでとても評判が良さそうだったのと、行きつけの鍼灸師さんにも飲んで大丈夫か尋ねたところ、「プリネタルバイダミン(アメリカの妊婦用ビタミン、妊娠前に飲む事もある)よりは良いかも?」というご意見をもらったので、まずは三ヶ月続けてみることにしたのです。
その結果、このサプリを取り始めて半年後には無事に赤ちゃんを授かることができました。
私の場合ですが、流産後の不妊の原因は「卵巣のう腫」だったと分かったのですが、それを自然治癒させてからは半年後に、無事にまた新しい命を授かることができました。
高齢で卵子の老化が気になる方、
卵子の質を上げて妊娠のチャンスを上げてみたい方は、まずこういったサプリ↓を試してみるのも良いかと思います。
アメリカ在住の方は、「OvaBoost(オバブースト)」はアマゾンUSAで手に入りますので、以下よりチェックしてみてください。
↑私が妊娠するまでずっと摂っていたサプリです。
※卵巣のう腫の治療中はこのサプリは摂っていませんでしたが、治療してからは積極的に決められた量を摂っていました。他に何か別にサプリを飲んでいる方は、一応カラダの安全のため、ご自分の主治医にちゃんと尋ねてみてくださいね。
初めての妊娠で、何にも分からないまま流産。
結果を聞く前から、きっと染色体異常での流産だったんだろうって産婦人科医からも言われていたんですけど、掻爬手術で取り出した胎児を検査してもらうかは、実はまだ決めていなかったのですが、掻爬手術後に主治医が検査に(勝手に)送っておりました。。
これ、送るのが決まりなんですかね。。。
検査してって頼んでないんだけど、勝手に検査へ送られていました。。
しかも費用が幾ら掛かるかも知らされずに・・・。
あれから一ヶ月位経過しているので、費用が気になって、今日ユナイテッドヘルスケアのサイトで医療費の請求額リストをチェックしたら、
染色体検査の費用 $366.67(保険無しだと$830.00)
おーい・・・・
何故これを先に言ってくれなかった??(汗)
しかも、もっと驚いたのが、以下の掻爬手術の麻酔の費用
掻爬手術の麻酔代 $1,215 → $198.35
麻酔代金の請求が9月末に届きました。金額は保険適応で結局 $198.35 まで下がりました。少しホッとしました。やっぱり麻酔だけで$1,215って高すぎですよね(怒)
掻爬手術を受ける当日に、受付で $1,247 を払ってから手術したんですけど、まだまだ他に請求があったなんて、アメリカの医療費が憎い。(怒)
日本だと掻爬手術しても、大体トータルで高くて2万〜3万辺りじゃないんですかね。
アメリカで掻爬手術(静脈麻酔で眠ったまま行う手術)を受けると、保険有りでも何と合計 $2,462 → $1811.45 も掛かってしまうんですね。これじゃあ流産して手術したって気が休まりません。。
$1811.45 の内訳
・手術施設費 $1,260、
・執刀医への支払い $353.10、
・麻酔費 $198.35
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さっさと仕事復帰してまたお金稼がないと〜って思いましたが、術後の自分の身体の事も心配だったので、私はしっかり約3週間位は仕事をお休みしましたが。(笑)
旦那さんに感謝感謝ですね、、本当に。。>_<;
お陰で今は体調はすこぶる良いです。妊娠前と全く変わらないか、それ以上に体調だけは良いです。
あと産婦人科医から話を聞いていて思ったのですが、
15トリソミー = 15 Trisomy
↓
このトリソミー(Trisomy) の発音ですが、英語だとトライソミーになります。トライソミーフィフティーンって言ってました。こんな単語をこういう時以外で聞く事なんてないので勉強になりました。
私のブログではアメリカ生活をする上で、きっといつか為になるであろう情報を、皆さんと、そして自分の記録としても残していきたいと思っていますので、この情報が誰かのお役に立てたらとても嬉しいです。
最後まで読んで頂き有り難うございました。
ではまた次回もお楽しみに。
2016/04/19 更新
2015年末に再び妊娠しました。この時の流産から約1年半年も掛かってしまいました…。T_T 稽留流産後、2度目の妊娠についても詳しくブログで綴っています。興味のある方は以下の記事よりどうぞ。