今日はアメリカ在住者なら誰でも一度は目にしたことがあるであろう、アメリカの有名デパートについて。アメリカはさすが広いだけあって、たくさんのデパートがあります。
もちろん各デパートそれぞれに特徴があるので、もしアメリカに旅行中の方は、できるだけいろいろ見てまわった方が、趣味に合ったお買い物が楽しめるし、それぞれの特徴を知っていれば、限られた時間で、なるべく効率よくお買い物することも可能になります。
今回はこれからアメリカ生活をスタートする方や、アメリカ旅行を予定している人にとっての予備知識として、アメリカを代表する６つのデパートの特徴をまとめてみました！これを読めば、買いたいものに応じてデパートを使い分けできますよ。^^
ぜひ参考にしてみてくださいね！
アメリカのデパートと言えば Macy's（メイシーズ）が有名！
アメリカのデパートの一つである Macy's（メイシーズ）は、ニューヨークに本社を置いている、アメリカでは最もポピュラーと言ってもいいデパートかもしれません。アメリカにあるデパートの中では、イメージとして中級クラスだと思います。
誰でも気軽に立寄れるカジュアルな雰囲気のデパートなので、ついついふらりと立寄ってしまいます。私の住むワシントン州にも、なんと合計で29店舗もあるんです！（それほど人気なんですね）
店舗のある場所は街中にあったり、郊外のショッピングモールに入っていたり、割と店舗も多いのでお店を見つけるのにも困りません。
取り扱っている商品は？
取り扱っている商品は、衣類や靴、鞄をはじめ、化粧品や香水、キッチン用品などなど、、、だいたいのものはMacy'sで揃います。旅行に必要となる人気の旅行バッグも、よくセールを行っているのでアメリカ在住の方はちょくちょく訪れてチェックしてみると、かなりお得に購入することが出来るかもしれません。
▲メイシーズのエスカレーター付近にあった店内の案内。こんな感じの売り場があります。
季節のギフトなどもよく出ているので、ちょっと綺麗に箱詰めされたお菓子なども売ってあるので、そういった奇麗に包装されたお菓子を買いたい場合は、ここで買ってしまうのもいいかと思います。
商品を手にとって見やすいので、時計やアクセサリーなどの自分用のちょっとお値段の張る物のお買い物はもちろんですが、もしアメリカのお土産になにかブランド物の化粧品などを買いたいときにもおすすめ。
子供服も充実、女の子向けの服が可愛過ぎる！
子供用の衣類も充実しているので、まとめて買ってしまうのもいいでしょう。とくに女の子用の服は非常に可愛らしいものが多いので、きっと気に入ってくれますよ！
高級ブランドは除きますが、Macy'sで取り扱っている商品はそこまでお値段が高くないので、キッチン用品やお風呂用品などちょっとアメリカのテイストを自宅にも取り入れたいな～という時には、ここで揃えていくといいでしょう！
生活用品から大型家電、家具まで幅広い品揃えの Sears（シアーズ）
化粧品やジュエリー、靴やバッグ類、衣料品からキッチン用品、大型電化製品、家具まで幅広く取り扱っているデパートです。品揃えは本当に豊富で、生活を始めるときには全てここで買いそろえられるほど。
実は私はアメリカに引っ越してきて、新生活を始める準備として、洗濯機などの大型家電は Sears（シアーズ）で揃えました！
※ちなみにですが、英語で家電製品のことを「Appliance（アプライアンス）」と言います。広告などチェックするとよく目にするので覚えておくと便利です。
さすがに我が家にはありませんが、ルームランナーなどのスポーツジムにあるような本格的なトレーニング器具まで販売されている充実ぶり。
さらにアメリカでは自宅の外壁や内装のちょっとした不具合は自分で直したり、地域によっては自分で家まで建ててしまう人もあまり珍しくないのですが、そういった時に必要な工具類も販売されています。DIYの域をすでに超えているレベルなので、私たち日本人にとってはびっくりしてしまいます。
しかし、デパートの中ではカジュアルな雰囲気のお店なので、お値段は比較的リーズナブルな印象です。
KATE SPADE や MARC JACOBS などのデザイナーズブランドは無いので要注意！
例えばバッグなどのラインナップを見ても、いわゆるハイブランドの取り扱いはありません。普段から抵抗なく使えるバッグが揃っています。
アメリカでは、KATE SPADE や MARC JACOBS など日本の高級デパートで取り扱いのあるブランドでも割とカジュアルな扱いですが、Sears では置いていないので、それをお目当てにショッピングに出るなら注意です！
もしそういった人気デザイナーズブランドを買いたい場合は、先にご紹介した Macy's（メイシーズ） や、後でご紹介する Nordstrom（ノードストローム）など別のデパートに行きましょう。
日本では絶対に見ないようなセールも行っている時があるので、セール品も要チェックですよ。^^
クーポン券の利用で更に安く買える！JCPenney（ジェイシーペニー）
デパートの中では、Sears（シアーズ）と並んで、かなりカジュアルで量販店的な雰囲気があるので、お安くお買い物がしたい時にはおすすめのデパートです。
やはりハイブランドの取り扱いはありませんので、お買い物に行く時は注意してくださいね。取り扱っている商品の値段帯が他のデパートと比較してもかなりお安めなので、客層としては学生風の子達が多いですね。
衣類や靴が特に安い！セール期間中に行くと更に安く買える！
特に衣類はかなり安いので、スポーツウェアやスウェット類などを買うならいろいろなバリエーションで揃えることができますよ。靴もかなりお値打ちで、ぺたんこのバレエシューズからスニーカーなどもセール期間中なら相当お安く買えます。
デザインなどは可愛いものが多いので掘り出し物に出会えるかもしれません。もちろん、他のデパート同様に取り扱っている商品の幅は非常に広いので、ホーム用品やジュエリー、化粧品、靴や鞄など基本的にはなんでも揃います。
女性へのおすすめは、ポーチやクラッチバックなどの小さめの鞄類です。ちょっとそこまでお出かけする時や、荷物をあまり持って行きたくない時などに、こういった小さいバッグがあると重宝しますよ。
日本で売っているのとは少し色合いなどが違って、なんとなくアメリカの雰囲気を残しているので、ファッションのアクセントにもいいでしょう。そして値段も安いので、普段買わないような色にも挑戦できます。小学生から高校生くらいの女の子へのお土産としても活用できそうだなと思いました。
クーポン券の利用を忘れずに！
JCPenney（ジェイシーペニー）に行く際は、かならずウェブサイトで使えるクーポン券がないかチェックしてから行きましょう！
例えばですが、ある特定の商品を購入すると、JCPenney（ジェイシーペニー）で作ったクレジットカードを使うと20%オフになるクーポン券や、他のクレジットカード利用だと15%割引してもらえるクーポンなど結構な頻度であるので、これは必ずチェックしておきましょう。
例えばですが、以下↓は店舗で買物した際に利用できるクーポンになります。
この日は家具とマットレスが20〜15%割引されるクーポン券を発行していました。バーコードで読み取る必要があるので、使いたい場合は先ほど紹介したスマフォのアプリでレジでバーコードを見せるか、バーコード付きクーポンをプリントアウトするかで持参して行きましょう。
テックガールより追記
私のアメリカの家族は、ここ JCPenney（ジェイシーペニー）で買物する際は、必ずクーポン券を利用しています。随分前になりますが、家電製品が半額になるか、一個買うともう一つ貰えるセールだったらしく、50ドル以下のコーヒーメーカーを二つ買って一つは無料で貰っていました…。（壊れた時用のバックアップだそうですw）
アメリカ人の義理父は、毎回ここでかなり賢い買物をしているようです。^^;
バス＆ベッド用品が品揃え豊富な Kohl's（コールズ）
こちらも量販店風のデパートです。冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を除いて、日常生活の基本が揃う商品バリエーションになっています。
特に充実している商品は？
Kohl's（コールズ）で特に充実している商品と言えば、キッチン用品、キッチン家電や、ベッド用品、バス＆トイレ用品が充実しています。インテリアが好きな方は、見ているだけでも楽しいデパートでしょう。
シーツやベッドカバー、バスタオルやマット類などの種類は本当に豊富で、私も毎回足が止まってしまいます。そして、オシャレなホームデコレーション用品もリーズナブルに売っているので、クリスマスやハロウィンなど季節の飾り付けをしたいときにも覗いてみるのいいと思います。
インテリアコーナーの YANKEE CANDLE を見逃すな！
そこまで大々的ではないですが、アメリカのキャンドルショップとしてよく知られている YANKEE CANDLE（ヤンキーキャンドル）の商品も一部取り扱いがあり、セールになっていたりすることのあるのでインテリアのコーナーは隅々までチェックするとお買い得な商品にめぐり合えるかもしれませんよ！
また、旅行で来ている場合に日本から持ってきた洋服と現地の気候が合っておらず、寒いとか暑いとかに対応できないこともありますよね。現地で洋服を買い足さざるを得ないということにもなりますが、そんな時は Kohl’s（コールズ）がおすすめです。
お値段がそこまで高くないので、仕方なく買い足す場合にも、そこまで懐事情に影響を与えませんよ！こういったピンチのときに役立つお店を覚えておくと、旅先で何かあったときにも安心ですね。
オシャレさん必見！大人気のブランドが揃う Nordstrom（ノードストローム）
Nordstrom（ノードストローム）は、アメリカのデパートの中ではトップクラスのデパートで、実際に行ってみると分かると思いますがお店の雰囲気は高級感があります。（日本でいうところの髙島屋のような存在、と私は思っています。^^;）
※ちなみに英語での発音は「ノードストロム」で「ノードストローム」とは言わないです。
ワシントン州のシアトル発祥のデパートで、シアトルとその近郊都市の大きなショッピングモールの敷地には必ずと言っていいほど、NORDSTROM が入っています。
高級デパートだけあって、取り扱っているブランドもハイクラスなものが多いので、HERMES をはじめ LOUIS VUITTON やGUCCI、PRADA など、いわゆる高級ブランドの商品を探しているときは覗いてみましょう。
また、化粧品のメーカーもたくさん入っていますし、何と言っても靴売り場が充実しているので、日本で人気のあるアメリカブランド「UGG」のムートンブーツが欲しい方は、最新商品も並んでいますし、日本で購入するより安いので絶対おススメなんです！
高級ブランド品だけじゃない！生活雑貨もハイセンスな品が揃う！
そして私の個人的なお気に入りは、HOME というコーナーの生活雑貨。なかなかセンスがいいものが置いてあり、クッションやシーツなどのリネン類、キッチン用品、小物入れや写真立てなどのホームデコ用品がとっても可愛らしいです！（ただし高級デパートだけあって、お値段もそれなりにします…）
こちらは今までご紹介したデパートとは異なり、生活用品のような家電類は取り扱いがないのでご注意を！あくまで高級ブランド品の集合体のようなデパートなので、デザイナーズブランドを買いたい人向けのお店です。
ブランド品をアウトレット価格で！Nordstrom Rack（ノードストロームラック）
普通の Nordstrom は、ちょっとお財布事情に合わないなという時には、Nordstrom のアウトレットバージョンである Nordstrom Rack（ノードストロームラック）というお店もチェックしてください。
Nordstrom で販売されていたものが、かなりお値段が安くなって並んでいま！シーズンが終わってしまったものとか、昨年の商品という理由だけでお値打ちになっているので、物自体はいいものですよ。
例えば、日本でも人気がある KATE SPADE NEW YORK（ケイトスペード ニューヨーク）や、MARC JACOBS（マークジェイコブス）などは、ハンドバッグをはじめ、リュックやポーチ、お財布、時計などの充実ぶりは、見ているだけで目が輝いてしまいます。
NORDSTROM Rack の方が物が多いことのほうが多いのと、定価の半額以下、すごいときには8割引ぐらいになっていることがあるので、私はお店に行く度にくまなくチェックして、掘り出し物を探しています！
その他にも MCM のリュックは半額が基本と言うくらいお安くなっています。また靴もおすすめで、UGG や HUNTER、SOREL など、ブーツや長靴で人気のブランドも非常にリーズナブルな価格で手に入ります。
試着も自由にできるので、ガンガン試してみましょう。NORDSTROM Rack は、とっても気軽に買い物ができる雰囲気なので、案外こちらの方に時間を割いてしまうかもしれませんよ。
私は Nordstrom と Nordstrom Rack はいっつも必ずセットでチェックするようにしています。小さめのサイズはよく売れ残っていることがあるので、日本人にはちょうどいいかもしれませんよ！
MARK JACOBS や KATE SPADE も半額以下で購入できる！
テックガールより追記
私も先日、育児中に便利になるであろう斜め掛けできる小さめのバッグを買いに Nordstrom Rack へ行って来たのですが、例えば以下の写真の様に、日本でも大人気の MARK JACOBS の元値が258ドルもするこのバッグも、ここで買うと何と！お値段129ドルになります！
▲ストラップがチェーンになったオシャレな MARK JACOBS のバッグ。黒なので日常使いもしやすそう。これは元値が以下の様に258ドルだったのですが…
▲ここ Nordstrom Rack で買うと129.97ドルになります！半額位になりますね。
▲もう少し小さめのバッグもありました。ストラップが革ひもです。オシャレですね。
▲こちらは一回り小さめなので、もっと安い何と100ドル以下！これはお買い得ですね！日本じゃあり得ない…。
▲上の写真は Nordstrom Rack の MARK JACOBS のバッグ売り場。こんな感じで大雑把に商品が並んでいるので、掘り出し物は自分で探す必要があります。でも何でもほぼ半額以下で買えてしまうので、一生懸命お気に入りを探してみて下さいね！
その他にも大きめのトートバッグやリュック、化粧ポーチやら香水、ピアスまで掘り出し物がたくさん揃っていました！常に人気の時計や財布、サングラスもあるので、日本で大人気の高級ブランドを安く買いたい人は必ず行ってみることをおすすめします！
アメリカ在住の方は、Nordstrom のカードを作るとポイントが溜まって更にお安く買える時が来るので、カードを作ってみるのもいいかと思います。（私は現在検討中です…）
[ads2]
アメリカのデパートはクーポン利用で更に安く買える！
アメリカのデパートは、それぞれお得なクーポン券を発行しています。紙の広告で郵送されてきたり、以前買物をしてemailなど登録していれば、emailでも送られて来ます。
これらのクーポン券利用で、例えば一つ買うともう一つの商品が無料になったり（アメリカでは Buy One Get One Free と言います）、ある特定の商品が20%オフになったりと、使うのと使わないのではかなり支払い額が違ってくるので、アメリカのデパートに行く際は、必ずその店のクーポン券をチェックしましょう！
スマフォのアプリでクーポン券を利用する
過去記事でもご紹介しているアメリカのクーポンサイト「Shopular」でも、お気に入りのお店として色々なデパートを登録していれば、そのデパートの付近を通った際にスマフォに通知してくれます。
セール情報などもプッシュ機能で送られてくるので（設定をONにしていれば）、そのお店に居れば使えるクーポンを自動で知らせてくれるので便利です。（買物しない時にはちょっとウザい機能ではありますが…汗）
特に Macy's（メイシーズ）や JCPenney（ジェイシーペニー）、Kohl's（コールズ）はクーポン券が毎回豊富にあるので、買物する際は使えるクーポンがあるかどうか、必ずチェックしてからレジに向かう様にして下さいね！衣類や靴が20%オフになったりするので見逃せないですよ！
ウェブサイトからクーポンをプリントして利用する
どうしてもアプリをダウンロードしたくないという人は、買物する前にそのデパートのウェブサイトでセール品やクーポンをチェックしてプリントアウトしておくことも出来ます。
Macy's（メイシーズ）では「coupons」と検索すると、以下の画像↓の様に、今使えるクーポン券が出て来ます。
日付の隣に「no promo code」と書いてあるものは、特に何もしなくてもレジに行くと割引してくれるのでいいのですが、プロモコードが書いてあるものは、そのコードを入れない と割引してもらえないのでクーポンコードがある物はプリントアウトして買物に行った方が無難かもしれません。
あと、「no promo code」と書いてあっても、ハズレの店員に当たると何も割り引きをしてくれない場合もあるので、セール品などは思った金額と違った場合はちゃんと伝えましょう。
アメリカのデパートの売り場は、日本と違って商品があっちこっち移動しているので、セール品の所にセール品でない物が紛れていることも結構あります。
なので会計すると、値段がすごい高かったりしてビックリすることもあるので、セール品かどうかも確認してお会計するか、クーポン券が使えるかどうか、確実に知りたい場合は近くの店員に聞いてみるのもいいかと思います。
いかがでしたか？
今回ご紹介したデパートをおさえておけば、アメリカでのお買い物には困ることはないでしょう。アメリカ生活がまだ浅い方や、これからアメリカで新生活をスタートする方にとって、少しでも役に立つ情報だと嬉しいです。
アメリカ旅行を予定している方で、オシャレに敏感な女子は、 日本でも大人気の高級デザイナーズブランドのバッグや服、コスメなどが半額以下で買えてしまう Nordstrom Rack は、まさに楽園のようなデパートなので、ぜひ観光ついでに立ち寄ってみて下さい！
アメリカにはデパートの他に、高級ブランド品が安く買えるアウトレットショップで、「T.J.Maxx（ティージェイマックス）」や「Marshalls（マーシャルズ）」などもありますが、これらのお店でも Nordstrom Rack 同様、日本で買うよりもかなり安く買える（多分半額以下）ので、ついつい買いすぎてしまうので本当に要注意です！
今回ご紹介した５つのデパートは、基本的にアメリカのあらゆる州に存在しているので、お住まいの地区にもあるかどうか気になればチェックしてみて下さいね。
州によっては地元で人気の違うデパートがあったりもするので、その人気デパートを見つけてみるのも楽しいかもしれません。買いたいものによって賢くデパートを使い分け、ぜひお気に入りのデパートを見つけてください！
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次回も宜しくお願いします。
