こんにちは。@Techガールです。
これは私が実際に稽留流産を体験し、掻爬手術を行った後に、胎児の染色体異常について調べてもらった後、自分なりに調べた「染色体異常」についての知識をまとめたものです。
今回私が稽留流産してしまった原因は「染色体異常」が原因だったのですが、詳しく調べてもらうと「15番染色体が3つあるトリソミー15」という事で、受精してから人間になるまでの設計図としては、致命的なエラーだったようです。
妊娠12週までの流産の原因は、割合で見ると胎児の染色体異常が70%〜80%、それ以外だと母体に原因があると書いてある記事が殆どでした。
以下は私は産婦人科経由で「胎児の染色体異常の検査」を行ってもらった際に、結果として受け取った紙に書いてあった内容です。
※要するに15番染色体に余計なコピーが発見された
Male fetus=男の子の胎児
私(卵子)か夫(精子)か、どちらかの染色体が分離する際に、うまく分離できずに15番染色体だけ2本になってしまったんでしょう。(どのサイトも「卵子の減数分裂が上手くいかなかった事が原因」の意見が多かった。)
人間の染色体は以下の図の様に、2本ずつ、染色体の番号1〜22番まで対になっているのが普通です。XとYは、性別を表す染色体です。
画像のキャプチャー元:習慣流産ホームページ様より- 正常な染色体(詳しくはこちらのサイトをご覧ください。専門家の方のサイトです)※リンク切れになりました。
ちなみにこの染色体ですが、人間を作る上での設計図になっていますが、番号が若いほど遺伝子情報が多く、後になるにつれ情報量が少ないそうです。
[ads2]
なので、もしトリソミー2、3などの若い番号だと、遺伝子情報が多い分、人間を作る上での致命的エラーになるそうです。そして、その結果、流産してしまうそうです。
私の染色体異常の診断結果の図は、もちろん手元に無いのですが、先ほど引用させて頂いた「習慣流産ホームページ様(リンク切れになりました)」より、トリソミー15の染色体異常を表す画像がありましたので引用させて頂いております。
下の画像の15番目を見ると、染色体が3本になっているのが分かります。この場合は胎児が育たないで、ほぼ流産になるそうです。
画像キャプチャー元:習慣流産ホームページ様より- 染色体異常の児の例(詳しくはこちらのサイトをご覧下さい。専門家の方のサイトです)※リンク元のURL(http://square.umin.ac.jp/~micky/chromo2.htm)が、リンク切れになりました。
染色体にトリソミー(3本)があると、以下の様な重度の障害を持つ赤ちゃんが産まれてしまうそうです。
21番目の染色体が通常より1本多い、3本ある事で起こります。全体の妊娠からだと、大体700人に一人の割合で発生するそうです。ですが、これは母体の年齢が上がるにつれて、リスクも上昇するとの事です。■トリソミー18(エドワード症候群)
名前の通り、18番染色体が3本ある事で起こります。これについての知識が少なかったのですが、ネットで調べるとトリソミー18のお子様を出産された方のブログを読む事ができます。確立的には約3000〜5000人に1人の割合で発生するそうです。妊娠中に50~90%が流産されてしまうけど、ものすごい確立で誕生した赤ちゃんには女児が多いそうです。(男児は死んでしまう為)
こちらも高齢出産になるにつれ、リクスは上昇するそうです。
■トリソミー13(パトー症候群)
こちらも13番目の染色体が3本ある事で起こります。
こちらは確立がとても低く、出生児の約10,000に1人の頻度で起こるそうです。
ところでこの「トリソミー」って言葉、自分で調べるまで知らなかったのですが、意味はWikipedia様より引用しております。
1, 染色体の部分的な異常。通常、交叉の失敗によって引き起こされることが多い。部分トリソミー(重複)、部分モノソミー(欠失)、転座など。
2, 異数体(数的異常)と呼ばれる、染色体の不足あるいは過剰による異常。不完全な染色体の分離によって引き起こされることが多い。通常、染色体は2本で対をなしているが、これが1本になるのが「モノソミー」、3本になるのが「トリソミー」、4本になるのが「テトラソミー」、5本になるのが「ペンタソミー」である。ちなみに2本ある正常染色体はダイソミーという。まれに3倍体や4倍体などの倍数体がある。
引用: Wikipedia-染色体異常
この21、18、13以外で染色体異常の情報が少ないのは、それ以外だと人間の設計図としてのエラーが致命的すぎて、ほぼ生きて誕生すること事がないので、情報としてはとても少ないのだそうです。
なので、私の流産原因だった「トリソミー15」も、日本語だともの凄く情報量が少ないです。(生きて産まれたトリソミー15の例もまだネットでも見ていません。)
また、先ほど書いたように、染色体の番号が若いほど人間を作る上での情報量が多く、後になるにつれ情報量が少ないので、結果として、21番、18番などは、他と比べて遺伝子情報が少ないので、結果として流産する事なく最後まで育って産まれてしまう事があるそうです。
そうすると・・・15番は他より番号が若いので、やっぱり流産する運命だったんでしょうね。。
今でも思い出すと悲しくなりますが、こればっかりは仕方の無い事で、私にはどんなに気を付けても止める事なんて出来なかったんだと思って、前に進むしかありません。
私の産婦人科医の話だと、今回の私の流産については・・・
一定の確立で誰にでも起こる染色体異常なので、次の妊娠には影響しない。同じ事が起こる確立は約1%ほど。私ならそこまで過度に心配しない。(この産婦人科医は女性で子持ちです)
まず、妊婦用サプリメント(葉酸入り)を流産後も続けて取って下さい。アルコールはダメよ。晩酌程度でもダメ。関連が無いという医者も居るけど、妊娠を希望しているのなら、私は勧めない。
タバコ(私は吸っていない)もダメ。旦那さんにもタバコとアルコールを(できれば)制限させてね。旦那さんにも妊婦用サプリメントを取って欲しいけど、難しいならマルチビタミン(亜鉛と葉酸入り)は取らせてね。亜鉛は精液の量を増やすのと、葉酸は精子の奇形も防ぐのよ。
次の妊娠だけど、一回の生理を見たら、次からまた妊娠チャレンジしていいから、気を落とさずに頑張ってね。
2回3回生理を待った方が良いという質問だけど、新しいデータだと次の妊娠が流産に影響するデータは出てないわよ。だから、生理一回見たら次の妊娠もOKよ。(生理を2〜3回待った方が良いか一応聞いてみた)
あと、掻爬手術後に生理が2ヶ月来なかったから、連絡下さいね。
という事だったので、現在は一回目の生理が終わった所なので、これから夫婦生活のタイミングが合えば、また近々チャレンジしてみたいと思います。
この先生が本当にとっても良い人で・・・
この先生が親身に色々と調べてくれたお陰で、気持ちを新たにまた頑張れそうな気がしています。
あと、流産手術後の妊娠ですが、これは私の主治医で色々な事を、患者の私から実際見たり、聞いたりしてからの判断ですので、次の妊娠のタイミングは、ご自身の産婦人科医と相談してみてくださいね。
今回の「トリソミー15」の染色体異常はとても珍しいとの事でしたが、英語で「trisomy15 miscarriage」で検索掛けて、相談内容を読んでみると・・国は違えど同じ体験をしている人が意外に多く、色んな記事が目につきました。
自分が実際に「染色体異常」で流産をしてしまうと、非常に動揺してしまって、なかなか気持ちが正常ではいられなくのですが、こればっかりは「運が悪かった」「今回は妊娠するタイミングではなかった」と考えるしか仕方ありません。
このままずっと気分が沈んでしまっては、周りの家族や自分のすべき事にも影響が出てしまうので、このことを前向きに捉え、次回妊娠した際は、染色体異常にならない様に、自分の身体を整え、規則正しい生活、栄養のバランスの取れた食事を日常的に取る、こういった事を実践して行きたいと思います。
栄養のバランスの取れた食事も大事ですが、こういったサプリメントを利用するのも良いかもしれません。
▼卵子の老化を細胞レベルから元気にするサプリメントだそうです。
日本に居たら私も是非試してみたいです。
▼日本だとこういった天然素材から作った葉酸サプリメントもあるんですね。妊娠中や妊活中の女性に必要なビタミン・ミネラルがバランスよく配合されたサプリメントです。
いかがでしたか?
今日は私の稽留流産した経験から調べてみた「トリソミー15」について、少し詳しくブログしてみました。誰かのお役に立てれば幸いです。
次回もどうぞ宜しくお願いします。
2018/10/20 更新
その後、この記事を書いた2年半年後、元気な男の子を出産しました!次の妊娠までに一年半年ほど掛かりましたが、納得できるまで色々と自分で試せることは全て試した結果、また新しい命を授かることが出来ました。
妊娠の経過などは、以下の記事でブログにまとめていますので、興味のある方はそちらも読んでみて下さいね。