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国際結婚は自分の「人間力」が試される?

投稿日:2013/06/04 更新日:

国際結婚の悩み 女性の自立について

こんにちは。@Techガールです。

ちょっと最近嫌な事が多くて・・・つくづく「ああ、日本だったら一人で何でも出来るのに〜〜アメリカに住むのって大変だ....」と悔しい思いをしたので、そのとき思った事についてちょっと書いてみようと思います。

日本で流行っている海外ドラマや映画の影響で「私もいつかはカッコよくて優しい外人さんと結婚してハーフのかわいい赤ちゃん産んで…海外に住みたい〜!」と夢を抱いている人も少なく無いと思います。

しかし、一時はそういう夢が叶ったかの様に感じても「国際結婚」するとなると、結構厳しい現実を突きつけられる日もある訳です。そういう妄想を抱いている人達の夢を、ちょっと壊してしまうかもしれませんが・・・(スミマセン)国際結婚でリアルに感じた事をここで書いてみたいと思います。

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どうして国際結婚したの?

結婚後のリアルな"現実"が見えていなかったから。

今なら国際結婚がどれだけ大変かよくわかります。
でも結婚する前はリアルな結婚生活(in America)がそこまで大変と思っていなかったから踏み切れたんだと思います。自分自身、何でもよく考えて行動する方だと思いますが、ある程度考えて決まらなかったら思い切って踏み切ってしまう事が多いです。(やらないより、やって後悔する方が自分でも納得できるってヤツですよ…^^;)

よく「国際結婚は離婚率が高い」と耳にしますが、結婚した今は何故、国際結婚の離婚率が高いのかよ〜く分かります。
同じ国の者同士で結婚するより、夫婦二人で乗り越えていくハードルが断然高くなる、多くなるので、スポーツみたいに「脱落者が増える」のと同じで、自然と離婚する確立も高くなるんだと思います・・。
日本人同士だったらしなくてもいい喧嘩もするし、日本人同時のカップルでさえお互い分かり合えるのって難しいのに、これ以上に以下の様な問題も、国際結婚にはピッタリと一緒について来ます。(ついて来なくていいんだけど。)

  • 言葉の問題
  • 考え方の背景にある文化の違い
  • 食べ物の好み、食生活の違い(これ結構大きい)

一件「なんだ、こんなの私たちは大丈夫よ!」という風に見えても、小さい不満が積もり積もって、やがて大きな喧嘩や問題に発展する事もあるのです。

特に「言葉の問題」ですが、お互いに自分の言っている事が十分に伝わらないと、本当にイライラしてきます。「好き」「愛してる」とか気持ちを表すだけでいいような会話は、ある程度勉強すれば、お互い何とな〜く分かる様になってきます。

しかし結婚となると話は別!
話題をいつくつか例に出すと、「健康保険の事」「互いの人生・キャリアプランについて」など、こういった事についてお互いに意見を交わす時は、英語のハードルも上がります。もっとその事柄についての言葉や、話題によってはまずアメリカのシステムを理解する必要があります。特に医療関係の話とか。

また、上にも書いた様に「食べ物の習慣」が違うという点は、地味ながら問題になる事が結構あります。外食をする時でもレストラン選びが大変です。(私と旦那さんは食の好みが基本違うので、毎回レストラン選びをする時は、お互いの妥協点を見付けてやっとレストランが選べます。)

結婚したら「I love you」だけでは済まされない事ばっかりなんです。(でも色々と乗り越えられるのは「Love」が根底にあるから何ですけどね。^^;)

国際結婚するまで

最初は英語を勉強する留学生としてアメリカへ。

私は最初28歳の時に初めて留学生としてアメリカに住み始めました。大学付属のESLから短大付属のESL、そしてアカデミックのクラスやらを取りながら2年間過ごしました。

その間は、日本で出会って日本で1年程付き合っていたアメリカ人の彼と、彼の家族に色々と世話になりながらもアメリカで生活していたので、特に外国に住む事への不安とか特にその時はありませんでした。前にも書いた様に、その時は結婚後のリアルな現実がそこまで見えていなかったんだと思います。

というのも「学生という身分だし日本にまた帰るし〜」と思っていたので、「結婚してアメリカに移住する」とか、そこまで深く考えていませんでした。

しかし・・・
結婚をしてアメリカに住む、という事は「自分の生活の拠点を海外に移す」という事になるので、生活の基盤・仕事・家・医療・学校・保険・子育て・・等など、生活と密着している部分の全てを外国で、しかも違う言語で対応して行く事になる、という事です。
国際結婚は「相当な覚悟が必要」です。

実際に国際結婚をしてみて思ったこと

結婚は夢からの卒業、現実との戦いだと思った。

未婚の方の夢を壊してしまう様で申し訳ないのですが「結婚は現実」です。
毎日赤の他人と生活を共にしていく"人生の修行の場"みたいなものです。
でも、そこから人生や自分自身、他人について学んでいく事ができるんだと思います。

「なんとなくカッコイイ」「ハーフの赤ちゃん欲しい」「優しい外国人に幸せにしてもらえる..」そういう幻想だけで国際結婚をしたいという方は、まずは近くの外人さんと付き合ってみましょう。

どんな街にも一つか二つ位は外国人がよく集まる場所やバーがあるかと思います。日本人女性は結構モテるので、気の合う人や気になる人が出来たら、まずデートまでこぎ着けるよう努力しましょう。決してワンナイトスタンドとかにはならない様に気を付けましょうね(笑)
尻軽だと思われると、今後そういったレッテルを貼られてしまい、酷い時には、その場所の常連客にも知れ渡ってしまう可能性もあります。(自分の行動には責任を持ちましょうね ^^;)

話の続きですが、もし交際まで発展して親密な仲になったら、結婚する前に生活を必ず一緒にしてみましょう。半分位はリアルな結婚生活が見えてくると思います。
「英語を話せるのがカッコイイ=だから外国人と付き合ってみたい」と思われている方、
ここアメリカではホームレスも英語を話します。
大事なのはソコじゃなくて「一緒に苦楽を共にできるか」という事なのです。

しかし、まだまだ「国際結婚してアメリカで生活」この言葉自体に憧れる人も、中にはきっといるでしょう。しかし結婚は現実です。夢物語じゃありません!(何度もしつこいですが...)

そこにあるのは「異なった文化や考え方を持った他人と、異なった環境の中で生活を共にする。」
という現実なのです。それに加え「自分の人生を一度リセットする」必要もあります。

自分がこれまで日本で積み上げて来たキャリア等をゼロにする必要があります。(働いていた経験のある方)これは結構な覚悟がいります。そして相当辛いです。

「人生のリセット・・・」
これは全ての人が必要では無いかもしれません。
しかし、もし結婚後も働く必要がある場合は、その土地で仕事を見つける必要があります。外国人が仕事につくのは、大変な苦労だと思います。特に専門的な仕事でもしていない限りは、日本と同等レベルの仕事につくのは難しいかもしれません。
そして言葉の壁・・・。
そういう意味でも、自分のキャリアを一度リセットして、新たなキャリアをこちらで積んでいかなくてはなりません。

旦那さんが経済的に生活費を全てカバーされている家庭は、特に今現在、経済的に何も心配する必要は無いかもしれません。しかし、その状態が一生続くなんて保証も何処にもありません。

実際にアメリカは、いきなりクビとかレイオフ多いです。
雇用される側が日本の様に守られていない気がします。また、旦那さんが今現在も学生の場合は、授業料など、特に大学の場合は学費も高い(ローンの場合は就職後返済が待っている...)ので、経済的にも共に助け合って生活して行かなくてはなりません。
わが家は結婚前に学生ローンがいくらかありましたが、結婚前に旦那さんに完済させました。(アメリカの学生ローンだけは墓場までついてきますよ〜払わないとドンドン利息ついてきます、怖いです。)

ですので、今は恵まれて万事うまく行っていたとしても、万が一の事を考えて、それに備える必要もあるかと思います。

例えば、旦那さんが病気で一時仕事ができなくなったとします。そういった際の保険商品はあるでしょうが、その時に一家を経済的、精神的に支えるのは「奥さん」になる訳です。
奥さんが旦那さんに変わって一家の大黒柱になる必要があるのです。

国際結婚して外国に住む、という事は、
自分自身も「社会的・精神的に自立した女性になる必要がある」
と私は思っています。
それに加え「強い精神力」

外国での生活は、毎日が「不利な状況との戦い」なのです。
それに負けない芯の強さが必要になってきます。

ちょっと大袈裟かもしれませんが「人間力」が試される場でもあるのだと思います。
自立した一人の人間として力強く生きていく、
そういう力が試されるんだと思います。

でもこれは国際結婚に限らず、全ての女性に言える事じゃないのかな?と思います。

結婚後のアメリカの女性

家に籠らず普通にバリバリ仕事している人多し。

最近は日本でも共働きの家族は多いですが、こちらアメリカでは当然のごとく、女性も家に籠ったりせず、ちゃんと自立して働いています。女性だから homemaker(主婦)になる、という考えはあまり無いような気がします。

端から見ると「海外生活羨ましい〜」と思われる人も居るかもしれませんが、先ほど書いた様に、実際は毎日が「不利な状況との戦い」です。慣れるまでは相当な努力・忍耐が必要になります。

私が最初に体験したアメリカは「留学生」としてが最初なので、
「英語を勉強しない」という選択肢は始めからありませんでした。
なので、以下の様な事は殆どありませんでした。

  • 英語も勉強せずに、毎日家に居る。
  • 常に日本人と食事、買い物、日本人とばかりつるむ。
  • 英語上達したいと言うけど、勉強しない・できない(と思い込む)。
  • 旦那さん側の家族ともコミュニケーション取れず、次第に生活に不満が出てくる。
  • 生活もお金も旦那さんに頼りっきり。
  • 何かあった時に、一人で対応できない。

どうしてこういう例を出しかかというと、こういう事に当てはまっている方は、結構海外生活が辛いと感じている人が多いのかな〜と思うからです。

実際にこういった事は、国際結婚して引っ越して来た方や、旦那さんの仕事の都合でアメリカに来られた方から聞いた、日々の過ごし方や悩み・不満です。実際は楽しい事ももちろんあるでしょうが、別に行きたくなくて海外生活を余儀なくされた方達は、本当に辛くて大変な日もあるかと思います。
なので、そういった方々は上に当てはまっても仕方ないかな〜と思います。

私だっていきなり旦那さんから「来月からタイへ転勤、ついて来て」と言われて、タイでタイ語を習うとか、ちょっと今じゃ考えられないかな〜って思います。多分、現地で日本人を探して、上のリストの様な事するんだと思います。

話がそれましたが、もし旦那さんが、アメリカ人の旦那さんで現地に旦那さんの家族が居る場合は、旦那さん側の家族と積極的にコミュニケーションを取っていた方がいいと思います。
何か困った時に会話も出来ないし、また、こちらは家族イベントも頻繁にあるので、そういう際に周りとコミュニケーションが取れないと孤立します。恐らく周りからは「無口なアジア人」となってしまうでしょう。

何か困った事があれば、1番に助けてくれるのが家族です。

最低限コミュニケーションは取れる位に英語力は伸ばす必要はあると思います。実際私は旦那さんのお母さんから今までたくさん色々な事を手伝ってもらいました。

何か一人で解決できないと判断した事があれば、まず義理母に電話(笑)多い時で週に10回位掛けてました。(本当迷惑...)私の拙い英語力でも、最大に理解してくれようとする義母に、本当に本当に感謝しています。さすがに毎回は悪いと思うので、最近は頑張って色々自分で電話でも聞いたりしています。(電話する前に話す内容メモしますが 笑)

先ほどの例にあげたように、海外に居るけれど心はまだ日本・・・
外国に住んでいるという事を受け入れなくてはいけません。
環境や自分の立場を受け入れられずにいると、孤立した状況に陥ってきます

色々と生活に不満が出てきたとしても「国際結婚」という選択をした時点で、全ての責任は自分にあるのかなと思います。だって結婚する前に「国際結婚しない」という選択も出来たはずなので。

物事がうまく行かなくなった時も、うまく行っている時も、全ては自分の責任。
結婚して外国に住むも、住まないも、自分の選択です。

良い事は受け入れて、悪い事は受け入れない、
そんなのは単に自分のワガママだと思うのです。

 

最悪の状況を受け入れる事ができるのか、出来ないなら国際結婚はやめた方がいいと、私は思います。というか「結婚そのもの」をやめた方がいいと思います。

私は考えました。最悪の状況になった場合も含めて。それで「貧乏になっても仕事無くしても、どうにか私が養ってやる!」(←どうやって...笑)って気概で結婚してしまったので、今はその覚悟で生活しています。
なので実際に苦労が多いです・・ハハ(涙)

怒りで我を忘れた時なんかは、「えーい!何もかも投げ出して日本へ無断で帰ってやる!」と思う事もありますが1、2日すると「やっぱりもう少し頑張ってみよう..愛を誓ったしなぁ..」と真面目に考えてしまい、そこまで至っていません。(今の段階ではw)
本当何か一つの事をするにもいちいち勇気がいるし、時間も2、3倍掛かります。

この国で自分がもっと幸せになる近道って何だろうと考えてみた

海外でも経済的・精神的に自立するしかない。

結婚するまで、結婚してからも考えて出した今現在の答えがコレです。こちらで生活する上で必要な事だと思います。

じゃあ・・・それじゃあ・・・
それに向けて具体的に何をするのかという、具体的な目標を見付けなければいけません。

私の場合ですが、
「自分の今後の仕事に繋がる新しいスキルを勉強する」という事で、「プログラミングのスキルを身につける」という目標を立てて実践する事にしました。(その考えに至るまで詳しく知りたいかたはこちら

私の日本での仕事はIT関連だったので、それに関係する仕事で、自分の興味あること + 仕事の需要がある事(アメリカと日本で)といったらコレだったので、これを当面の目標にする事にしました。やってみて合わなかったら、後から変更する事もあるかもしれませんが、まずは何かを始める事が大事だと思ったのです。

実際学校に通っていると、言葉も当然覚えます。
当然英語も上達してくるので一石二鳥です。

国際結婚だけじゃなく全ての人に言える事

自分(夫婦)の未来のためには「努力」するしかない。

まぁ何と言いますか、、生活に不安なくして、生活している人なんて居ないと思います。いれば相当な楽天家で羨ましいです。

じゃあどうやってその不安を軽減して生活していけるのかと言うと、
それはもう「努力」しか無いと思います。
日々、自分の出来る精一杯をやって生活していく事でしか、その不安はぬぐいされません。

過去、現在、未来は繋がっています。
これはどういう事かというと、今ある全ての事は、過去に自分がやってきた行いが"現在"に全て反映されている、ということです。

例として、もし今、とても良い仕事に就いていたら、それは過去の自分の努力の成果でしょう。過去の努力が結果として、現在に繋がっていた、という事です。

それと同じ様に「今やっている努力」は「未来の自分に繋がっている」のです。
ですので、もし今現在、生活に不安があるのなばら、誰かに頼るのではなく、自分で計画して改善する計画を立てて、それを実行してみましょう。

自分が望む未来は自分で作り出すのです。
でも結婚してからは、一人で突っ走ってはいけません。お互いに話し合って、やりたい事があったらまず旦那さんに相談してみる事。
自分自身が努力する事は必要ですが、結婚してからは二人の人生に関わる事なので、何か二人の生活において深く関わる事は、事前に話しておくべきだと思います。

あと、何かを始める事に「できない理由」を探してはいけません!
そんな事を考える位なら「できる理由」を考えてみましょう。
日本とか海外とか関係ありません。
やってみなくちゃ分からないので、まずやってみるのです。
本当に小さ〜な一歩が、将来大きな実をつけるのだと思います。
自分に限界を設定するのも、可能性を信じて、それを広げていくのも自分自身です。

未来を人に頼って自分では何もしないから、争いや喧嘩になったりするのかな、って思います。

他人を変えたいと思って、変な所でその労力を使うより、自分が変わってしまった方が数倍楽だし、必要の無い喧嘩もしなくて済むし、喧嘩の労力も、自分が変わる努力に注げばよいことです。

この世の誰一人として、自分の選択が正しかった、間違っていた、なんて分かりません。
それを「正解」「不正解」にしていくのは、自分自身なんだと思います。
自分の選択した事を「正解」にしていくのは、「自分自身の努力」しかないと、私は思うのです。

自分を笑顔にするのも、心がけ次第。
自分の世界は自分自身で作りたいなって思います。

 

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こういう風に前向きに生きなければ、毎日が不満な事で満たされてしまって・・・ストレスで心身やられてしまいそうになります。。(笑)

これからどうなるかまだ分かりませんが、とりあえず目標はセットできたので、今はそれに向かって進むのが私のやるべき事かな、と思います。

ここアメリカでも毎日が笑顔で過ごせるように、日々、努力していきたいと思いました。
色々と偉そうな事書いてますが・・・、私自身もまだ踏み出したばっかりで、きっとこの先、挫折する事もあると思います。ですが、初心を振り返る意味でもこうやって記事に残しておこうと思いました。

たまにこの記事をよんで、初心に返ってまた奮起する事ができています。

アメリカ在住の皆様、これから海外で暮らす事になる全ての方々!
本当に頑張って欲しいと思います。

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