産後・産褥期

アメリカで妊娠&出産予定の方必見!日本とアメリカで産後ケアを提供している「NPO法人マドレボニータ」さんに直撃インタビュー!

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産後の女性をケアする「NPO法人マドレボニータ」さんが発行する『産後白書』

こんにちは。@Techガールです。

先月から今月にかけてタックスリターンの準備に追われていて、いつにも増して忙しくバタバタしていたのでブログの更新が全くできずにおりました。。本当に久しぶりの更新になります。

今現在もまだ色々とバタバタしている最中なのですが、今日はどうしても早く公開したい記事があったので、ここ数日の間は息子が寝静まった夜に、コソコソと記事の準備をし、今日やっとこさ公開することが出来ました!

今日のブログの内容は、アメリカで出産予定の方や妊婦さんにとって、すごくためになる情報です!

このブログを定期的に読んでいる方はご存知かと思いますが、少し前に産後クライシスで息子を連れて家出した話を書いたのですが、その記事を読んだ心優しいブログ読者の方が、私の今後(?)をとても心配して下さり、なんと「産後の身体と心のケアについての本」をプレゼントして下さったのです!

以前書いた記事は以下です。
参考産後クライシスがやって来た…旦那にイライラ&怒り爆発で離婚の危機?生後2ヶ月の息子を連れて家出した話。

 

記事を公開してすぐ、Facebook経由でその方から連絡を頂いたのですが、彼女は妊婦さんや産後の女性の身体と心のケアを広めるNPOで働いている方で、現在は活動の場をアメリカに移し、アメリカでも産後の女性をサポートする活動を引き続きされているそうです。

私が頂いた本は、産後クライシスと深く関係する『産後白書』という本で、産後の女性の身体と心の変化や夫婦関係について、約620人の方にアンケートされた濃い内容がぎっしりと詰まっています。

産後の女性約620人にアンケートされた濃い内容がぎっしりと詰まった『産後白書』

女性だけでなく、男性にも是非読んで欲しい内容です。

そして嬉しいことに、この本には日本語と英語版があり、パートナーがアメリカ人の場合でも一緒に読んでもらって、産後の女性の身体と心の変化について知ることができるのです!

産後の身体がどれだけしんどくて大変か・・・
アメリカ人のパートナーにこんなことを伝えるなんて、英語で説明して理解してもらうのってすごく大変だし、しかも育児で毎日疲れきっているのに、いちいち伝えたいことを頭で訳しながら英語で伝えるって、相当労力がいると思うんですよ。

なので、日本語版と英語版があるのは本当〜〜〜に助かると思うのです。

本の内容は産後の女性を対象にしたアンケートとインタビューから構成されているので、産後の女性の「生の声」を知ることができ、私自身も読んでみて「なんだ…私だけじゃないのか」と言う気持ちになり、正直ホっとしました。

妊娠と出産。

女性にとっては人生で最大のイベントなのですが、これには様々な身体と心の変化が伴います。そんな人生で最大のイベントを慣れない海外で行うわけですから、心身へのダメージとストレスも相当なものになるではないかと思います。

実は我が家もまだまだ若干産後クライシスが進行中なのですが(笑)、この本を読んでからは心が大分楽になりました。

それで突如思ったのです。

「こんな素晴らしい活動をしている方を、アメリカに居る全ての女性に(できるだけ)知ってもらいたい!だったら私のブログで紹介すればいいじゃないか!」

こういった経緯で、直接連絡を頂いたNPO法人マドレボニータの北澤さんという方に、またしても直撃インタビューを行いました。(北澤さんスミマセン…)

北澤さん自身も現在はアメリカで子育て中で、仕事と育児、そして学校にも通われているという超忙しい中、このブログのためにインタビューに答えて頂きました。

アメリカで妊娠・出産予定のある方は絶対にためになる情報だと思うので、是非参考にして下さい!

記事の最後に、北澤さんとNPO法人マドレボニータさんの連絡先を掲載していますので、コンタクトを取ってみたい方はそちらよりお願いします。

それでは早速ですが、気になるインタビューにいってみましょう!(前置きがすごく長くてスミマセン)

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まずは自己紹介からお願いしてもいいですか?

北澤ちさとと申します。3年前にアメリカ・ノースカロライナ州へ夫と二人の子どもと移住してきました。

アメリカからリモートワークで、日本で産後ケアを広めているNPO法人マドレボニータの事務局長として働いています。また、今住んでいるノースカロライナでは、日本人コミュニティをサポートするNPO法人さんと一緒に、妊婦さんや産後の方の交流会を隔月で開催しています。

マドレボニータさんの活動の様子▲妊婦さんや産後の方の交流会の様子

アメリカ移住後、あれこれ調べているときにテックガールさんのブログにたどり着いて以来愛読していたので、こうして登場させていただけてとても光栄です!

マドレボニータさんの活動の内容を詳しくお伺いしてもいいですか?

マドレボニータとはスペイン語で「美しい母」という意味です。

1998年の設立以来、産前・産後の女性のための心と身体のフィットネスプログラムを日本各地で開催するほか、産後女性へのアンケート調査やインタビューをまとめた『産後白書』シリーズなどの出版物を発行したり、出産準備アプリ『ファミリースタート』を開発するなど、産後ケアの研究・開発・普及をしています。

産後ケアを届けていくことで、産後うつ、乳児虐待、産後クライシスなどの「産後が起点となる社会問題」の解決にもつながると考え活動しています。

事務局のスタッフは全員子育て中の母、かつ在宅で勤務しているんです。おかげで私も、アメリカ移住後も仕事仲間と家族の協力のおかげで働き続けられています。

北澤さんが活動に関わったキッカケを教えて頂けますか?

マドレボニータの活動は、代表の吉岡マコが自身の出産後に、出産による心身のダメージが大きいことへの驚きと、生まれた赤ちゃんのケアは一ヶ月検診など手厚いのに対し母親へのサポートも、産後の心身の変化を事前に学ぶ機会も無いということへの疑問をもとに、産後ケアの教室を開いたことがはじまりです。

現在では日本全国に27人のインストラクターが、12都道府県で「産後ケア教室」を開催しています。

私自身は、第一子の妊娠中に読んだ本にマドレボニータが紹介されていたのがきっかけで、代表吉岡の教室に参加しました。

北澤さんが実際に読まれた本は「横森式おしゃれマタニティ 産後編」という本になります。
※Kindleの電子書籍になるので海外にいる方でも読めます。

マドレボニータの産後ケア教室は週2時間☓4回、1ヶ月で1クールです。

  • バランスボールを使ったエクササイズ
  • コミュニケーションのワーク
  • 自宅でできるセルフケア

の3つを教室の中でお伝えしています。

マドレボニータの産後ケア教室(バランスボールの様子)

マドレボニータの産後ケア教室の様子▲上写真2点は産後ケア教室の様子

コミュニケーションのワークでは「人生・仕事・パートナーシップ」の3つからテーマを選んで毎週ペアになった相手と話をします。

私は当時、妊娠前に仕事を辞めて専業主婦だったのですが、回を重ねるごとに、「趣味でもボランティアでも何か打ち込めることを見つけたい」という自分の気持ちに気づき、それを実現するには少しずつ行動を起こさないと、と思い始めたんです。

その後、第二子妊娠中から『産後白書』制作のボランティアとして参加し、その後事務局スタッフとして働き始めました。

実際に参加した人達の反応や感想などを聞かせて頂けますか?

バランスボールのエクササイズは楽しみながら体力アップできるのでとても好評なのですが、それだけでなくコミュニケーションワークで、「夫ともっとよい関係を築きたい」「職場復帰が憂鬱だったけれど意欲がわいてきた」というような気持ちの変化を伝えてくださる方もとても多いんです。

産後クライシスの主な原因は夫婦間のコミュニケーションの不和ですが、「自分の思いを言葉にして伝える」というのは、結構パワーが要ることですよね。

出産後で体力が落ちた状態だと、コミュニケーションをとることにも疲れてしまったり、あきらめたりしてしまうことが多いのではないでしょうか。しかも、その状態に陥っていることにも気づきにくいと思います。

産後ケア教室では、体力を回復し、「自分の言葉」を取り戻すことで、その後の母としての生活で何か大変なことがあったときにも対応できるマインドを得られるという声も多くいただいています。

私自身、専業主婦から再び働きはじめ、その後夫のキャリアチェンジによりアメリカへ移住するのですが、再就職も移住も、教室への参加をきっかけに夫婦でお互いの夢や思いを伝え合う関係性を作ってこれたからこそ実現できたのではないかと思っています。

今後の活動予定や、将来の展望はありますか?

団体としては、産後ケアプログラムを更に多くの方へ届けたいです。

教室やインストラクターの数を増やしていきたいですし、近年進めている企業との提携や、自治体で講座を受けられる機会も増やしたいです。また『産後白書』やアプリを通して海外在住の方にも情報を届けていきたいです。

私個人としては、今後も遠隔からマドレボニータの運営を支えていきたいと思っていますし、ノースカロライナで妊娠・出産する方に産後の心身の変化をお伝えしたり、不安や孤立を防ぐ交流の機会を増やしていきたいです。

アメリカの産後事情についてもまだまだ知りたいことがたくさんあり、こちらの産後ケアの団体などと関わる機会も持ちたいと思っています。

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最後に、コンタクトを取りたい方へ連絡先を教えて頂けますか?

産後ケア教室は日本国内で開催しています。詳細は公式サイトをご覧ください。

海外在住の方もアプリや電子書籍、オンラインストアにぜひアクセスしてみてくださいね。「産後白書」は英訳版「A Study on Postpartum Life」もありますので、パートナーが英語圏の方もぜひお読みいただきたいです!

その他ご連絡はマドレボニータ事務局、またはFacebookページのメッセージへお寄せください。

マドレボニータ公式ウェブサイト
www.madrebonita.com

マドレボニータFacebookページ
https://www.facebook.com/NPOmadrebonita/

アプリ『ファミリースタート』
https://www.35.madrebonita.com/familystart

電子書籍『産前・産後のからだ革命』
http://amzn.asia/d7j5ptN

マドレボニータオンラインストア(海外発送もご相談の上承ります!)
http://madrebonita.shop-pro.jp/

個人ブログはこちらです。
http://kochisat.blogspot.jp/

 

いかがでしたか?

以上がインタビューの内容になります。今妊娠中の方や出産してすぐの方で興味のある方は、直接マドレボニータさんや北澤さんにコンタクトを取ってみて下さいね。

私が頂いた『産後白書』は妊娠中、もしくは産後に読むことを強くおすすめします。

産後の生の女性の声がたくさん掲載されているので、自分自身の中でモヤモヤしていた気持ちも「私だけじゃないんだなぁ…」と思うことができたので、ものすごくためになりました。

また、妊娠中に読んでおくと、産後どういったことが自分の身体に起こるのか知ることもできるので、その時が来た時に戸惑わずに済むし、前もって周りのサポートを受ける準備もできると思います。

私の場合、産後は義理母に食事や身の回りの世話を妊娠中からお願いしていたので、出産・退院してからはすぐに育児に専念できたので、身体への負担は最小限に抑えられたのではと思っています。

やはり妊娠中に色々と周りの協力と理解を得て、出産後はすぐにサポートを受ける準備をしておくことが、女性にとっても赤ちゃんにとってもすごく重要なんだなと思いました。

産後はまずゆっくり眠れないし、疲労で顔も身体も毎日グッタリでしたので…少しでも自分に余裕ができると、正直赤ちゃんにももっと優しくなれます。

とっても忙しい中、産後白書を送って下さったり、私の突然のインタビューの申し出にも快く引き受けて下さった北澤さんにはとても感謝をしています。

北澤さん、お忙しい中本当にありがとうございました!

今日のブログがアメリカで妊娠〜出産される方のお役に立つことができたらとても嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

また次回もお楽しみに☆

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