こんにちは。@Techガールです。
女性の皆さんは自分の基礎体温がどの位なのかご存知ですか?
私は以前、自分の体温に全く無頓着だったのですが、昨年の春に妊娠〜流産を経験した事をキッカケに、自分のカラダについて色々と勉強する様になりました。
私は高校生の時から極度の冷え性で、ここアリゾナ州(全米で最も暑い州の中の一つ)に移住してからも、日頃から靴下を二重に履いて生活していた程、体や手足の冷えが酷かったのです。
しかし、流産を経験して以来、食べ物や生活習慣にはとても気を付ける様になり、その努力の甲斐あってか、基礎体温【35.9〜36.1℃】だったのが、今では【36.4〜36.6℃】辺りまで上げる事が出来ました。
特に難しい事はしていません。
ただ、いくつかの事をとりあえず2〜3ヶ月は「徹底して実践」しました。結論からすると、実践すれば誰でも自力で基礎体温を上げる事は可能だと思います。
それでは早速ですが、私が冷え性を克服し、基礎体温を上げた方法をご紹介したいと思います。年中体が冷えて、酷い冷え性をどうしても改善したい方には是非試して頂きたいと思います。
※今日のブログは結構長いです。
時間のある時にゆっくり読んだ方が良いかもしれません・・。
基礎体温が35℃台の人は、自分が「低体温」であると自覚しよう
基礎体温が36℃以下の温度は「低体温」と呼ばれています。
現代の女性には多い症状らしいので、もしかすると自分の友達や家族にも「低体温」の人が一人か二人は居るかもしれません。
でも何か病気的な症状がある訳でもないし、
体温が低いってこと以外は至って健康!
だから気にしない!
こういう風に楽観的に捉えて、特に生活改善も何もしないで過ごしている人が殆どだと思います。もし病院に行って、お医者様から「低体温」と言われても、医者からのアドバイスは、恐らく「生活習慣や食事を見直して下さい。」とだけ告げられ、何か的確なアドバイスが貰える事は殆ど無いと思います。
でも、その言葉を真剣に受け止めて、実際に生活習慣や食事を見直す人って一体どのくらい存在するのでしょうか。多分殆どの人は何も改善せず、そのままの状態で過ごして、数年後に何かしら気になる症状が出てから本腰を入れて改善する人が殆どだと思います。
私も昨年のアメリカの健康診断の際に「少し貧血気味」とだけ担当医に言われ、それで何かお薬を出してもらったりする事はありませんでした。ただ、お医者様からのアドバイスは「食生活を見直して、バランスの良い食事を」だけだったのです。でも、具体的に「何をどう改善すれば良いか」分からなかったので、私はこの症状に対して、何も改善せずに放っておいたのです。
これでは特に病名のある病気に掛からなくても、
「将来病気を引き起こす症状」を、そのまま放ったらかしにしておく事になってしまいますよね。
「低体温」=「ただ体温が低いだけ」
このように単純に考えていると、以下の様な事が原因で、将来「重大な病気」を引き起こしてしまう可能性があります。
- 免疫力の低下(体温が1℃下がると免疫力は30%低下、代謝も12%程低下する)
- 免疫力が低下するため、風邪や病気に掛かりやすくなる
- 血の巡りも悪くなるため、酷い生理痛や生理不順・むくみの原因に
- 冷えで血液の巡りが悪いので、子宮や卵巣機能が低下し、不妊の原因に
- 栄養(血液)が体の隅々に行き渡らないので、排卵障害や不妊症の原因に
- 体のエネルギー不足で免疫力が低下し、がん細胞を増やす原因に(がん細胞は低体温を好み、35℃台の体温の時に活発に増殖すると言われています。)
どれも
低体温=血液の巡りが悪くなる
に関連していますね。
血液は、体の中に栄養や酸素を隅々まで運び込む役割をしています。血液が絶えず体の中で巡って、体に必要なエネルギーを運び込んでくれているので、私たちはこうして生きていられるのです。
そう考えると、この血液の流れが悪くなれば、「婦人科系の病気」はもちろん、「体の老化やがんの発生も助長する」という事がよく分かりますよね。
低体温=血液の巡りが悪い=近い将来様々な病気を引き起こす原因
基礎体温が35℃台の人は、このように真剣に捉えて、今日からでも「基礎体温を上げる方法」を実行し、平熱を36℃台に上げていきましょう。
以下は私が実際に基礎体温を上げる為に行った方法になります。
初めに書いた通り、特に難しい事はしていませんが、とにかく地味で小さい事を一つ一つ確実に実行していきました。自分の身体は可愛がれば、ちゃんとそれに応えてくれます。
諦めずに頑張って基礎体温を上げていきましょう!
私が「基礎体温」を上げるために2〜3ヶ月間徹底して実践した事
冷え性の原因になる「体を冷やす食べ物」を絶って「体を温める食べ物」を積極的に食べた。
体を冷やす食べ物を徹底的に減らし、代わりに体を温める食べ物を毎日食べる様になりました。
以下は私は基本的に食べていた食べ物です。
- 玄米ご飯(ほぼ毎日)
- お味噌汁(大根・豆腐は必ず入れる)
- 血をキレイにすると言われている海藻類を、出来るだけ毎日の食事に取り入れる
- レンコンとひじきの炒め物
- あずきカボチャ
- 野菜炒め(人参やタマネギ、アスパラガス等などの好みの野菜を塩とごま油で炒める)
- 蕎麦やうどん(スープベースは昆布と椎茸を天然水に付けてダシを取る)
- ※血をキレイにする為、お肉は二ヶ月間は絶ちました。
メニューを見て「マクロビオティック」を想像した方、正解です。
実は以前もブログで書いた様に、流産して半年後の検診で「卵巣嚢腫と子宮筋腫」が発見されてしまったので、冷え性だけではなく、そちらの症状も一緒に改善できるようにと、軽くマクロビオティックも始めていたのです。
※マクロビ的に見ると「子宮筋腫・卵巣嚢腫」は肉、魚、卵の過食が原因で、酸化した血液が体に停滞している事が原因と考えられています。また、「肉や卵・甘い物が大好き」な人に「子宮筋腫、卵巣嚢腫」は多いそうです。
「マクロビオティック」の話になると、またそっち方で長くなってしまいそうなので、マクロビの話はこの辺で。(笑)
とにかく、体を温める食べ物を徹底的に食べ続けました。
以下は簡単ではありますが、体を温める食べ物の一覧です。
参考までにどうぞ。
- 根菜(れんこん、ごぼう、人参、かぼちゃ)
- 味噌、醤油、(天然の製造法で作ったもの)
- 塩(人工的に作られていない自然の物、海で取れた塩など)
- ひえ、あわ、などの穀物
- 味付けは基本的に「ごま油」と「塩」で味付けする
↓これらの素材を使ったお料理法は、以下の本よりご覧頂けます。
マクロビオティックの考えからすると、陰性の食べ物は体を冷やすので、陽性の食べ物を食べる様に努力しました。食べ物を変えるのは最初は本当に大変なのですが、これも1〜2週間程徹底してやると慣れてきます。
食べ物は自分の体を形成する物なので、最初は面倒だと思っても、将来自分のカラダにとって絶対プラスになるので、「今、自分は日頃から何を食べているのか」、これをしっかり見直して、なるべく「加工された食品」「添加物の多い食品」を避け、素材から自分で選んで作った食べ物を極力食べるように習慣づけていきましょう。
可能ならば、インスタント類の食事やコンビニ弁当などは、一ヶ月〜二ヶ月は完全に絶ってしまった方が良いかと思います。毎日自炊で手間は掛かってしまいますが、ご飯もおかずも週末の時間がある時に大量に作っておいて、冷蔵庫にタッパーで保存しておけます。私も毎日とっても忙しいので、おかず類は週末に大量に作って、それをタッパーに保存して毎日少しずつ食べていました。
↓卵巣嚢腫や子宮筋腫のある方は、以下の本もとても役立ちます。
薬や手術に頼らず、食事療法や昔からある「おばあちゃんの知恵」的な民間療法で治癒できるアイデアが沢山詰まっています。この本の作者でもある「大森一慧」さんは、実の父親が直腸ガンを患った時、この本で紹介している独自の療法で治癒させた経験もあるそうです。上で紹介している本に詳しく載っています。
これを読むと、人間の持つ自然治癒力と、自然界にある物で「薬」として使える物が、ごく身近に存在している事がよくわかります。なるべくケミカルな物に頼らず、食べ物であらゆる症状や病気を治したい方にもすごくオススメの本です。
※「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て 新訂版」には「子宮筋腫や卵巣嚢腫の治療法」も載っています。Amazonでは「なか見検索」で一部中身を読む事ができます。買った方のレビューもご覧下さい。
甘い物を最低2~3ヶ月は完全に絶つ
実践した中で、これが一番辛かったです。
特にストレスの多い仕事をされている方は、突然甘い物を絶つなんて、ちょっとしたヒステリーになってしまいそうですよね。でも冷え性を改善したいのであれば、以下の食べ物は絶対に控えなくてはなりません。
- ケーキやプリン等、クッキーなどのスイーツ・お菓子類
- チョコレート類
- 甘い総菜パン
- 生野菜や冷たい飲み物
- コーヒーやココア
- 冷たい清涼飲料
- アイスクリーム
- 基本的に体を冷やす白い砂糖が使われた食べ物全般
「こんなにあるなんて、じゃあ何食べればいいんだよ!」と思った方ほど、もしかすると冷え性の方が多いかもしれません。「食べ物が無い」と思った人ほど、「リストにある物ばかり食べて来た」という事になってしまうからです。
特に冷え性の人が避けたい食べ物は、体を冷やす「白砂糖」が沢山含まれているお菓子類、冷たいジュースです。まずはこれらを完全に絶つか、仮に10食べていたものを、1か2まで減らす様にしてみて下さい。
効果を早く実感したいのであれば、もう完全に絶ってしまう事をおすすめします。(私は2ヶ月間は完全に絶ちました。今でも白砂糖のお菓子は極力口にしていません。)
この白砂糖たっぷりのお菓子や飲み物は、自分が思っている以上に体を冷やし、そのくせ「甘い物がまた食べたい」という「中毒」にもなるので、冷え性の体にとって良い事がありません。
今思い出してみれば、体を冷やす甘い物を、日頃からたっぷり食べていたので、「そりゃ体は冷えきっちゃうよね」と納得できます。私は実際に「基礎体温を上げる方法」を実践してから結果が出たので、なぜ長い間ずーっと冷え性で基礎体温が低かったのか、その理由の一つが、この「甘い物の取り過ぎ」も関係していた事は確かだと思っています。
そうは言っても・・甘いものを急に絶つ事なんてできないYo!
わかります・・・。私もそうでした。
人間ですので、たまには甘い物が食べたい時だってあります。
そんな時、私はマクロビオティックのスイーツを週に1回程度だけ食べていました。もちろん白砂糖は全く使用されていません。代わりにメープルシロップが使われていたので、極陰である「白砂糖を使ったお菓子」を食べるよりかは大分マシだったと思います。
※マクロビでは食べ物を「陰性」と「陽性」に区別し、食べ物のバランスで体を整えるという考えがあります。これは超簡単な説明なので、今回のブログでは詳しく触れません。触れるととんでもない情報量になってしまいますので、今回はとにかく実践して効果があった方法だけ書いています。
あと、お芋を蒸かして食べていました。
さつまいもは、ただ蒸かして食べても甘いので、「うう〜甘い物が食べたい〜」という時は、食べていました。ここアメリカでは、Yam(ヤム)と呼ばれていて、色んなスーパーにも普通に売ってあります。(アジア系スーパーの方が手に入りやすいかもしれません)以下の写真は、Safewayに売ってあったオーガニックのYam(ヤム)の写真です。
この「甘い物を完全に二ヶ月間絶つ」ことで得られた副産物ですが、体中の余計な脂肪がみるみる落ちていって、二ヶ月後にはお腹も引っ込むし、二の腕周りも本当に細くなってスッキリしちゃったんですよ。
ダイエットで失敗する人も多い中、食べながら健康的に、しかも余分な脂肪だけ燃焼できるなんて、まさに夢の様ですよね。でも、私はこれを実践したお陰で、自然に実現できました。(本当ウソっぽいですけど、本当なんですよ!!)
あと、お尻のセルライトも激減したんです!これもほんと〜に嘘の様で本当の話。(信じるか信じないかはアナタ次第!)
実は流産してから少し太ってしまって、、お腹周りと太もも&二の腕辺りがぷよぷよしていて、すごく気になっていたので、これは本当に実践してみて良かったと心から思っています。
しかし「甘い物を完全に絶って、体の脂肪が無くなっていった」事を考えると、どんだけ甘い物が体の中に残って「脂肪や老廃物」として残ってたんだろ・・と思って少し怖くなったのも事実です。そして冷え性で血の巡りも悪いし、代謝も悪い訳ですから(笑)二重三重と、太る原因が重なっていった訳ですね。
甘い物の食べ過ぎ・取り過ぎは、タバコと一緒で「百害あって一利無し」です。
※あくまで「食べ過ぎた場合」の事を言っています。
体が寒いと感じた時だけ「腰湯」をする
「腰湯」と書いていますが、本来一番良いのは「毎日湯船に入って体を温める事」が一番だと思います。
しかし、私の住むアメリカでは、毎日湯船に浸かる事が難しいので、その代わりとして「腰湯」を実践しておりました。腰がすっぽり入る容器をIKEAで購入し、それを腰湯用に使って体を外からも温めておりました。
腰湯に使った道具は、卵巣嚢腫を自力で自然治癒させた記事↓で詳しく紹介しております。
参考遂に卵巣嚢腫が消滅!半年掛けて卵巣嚢腫(のうしゅ)を自然治癒・克服した記録を全部公開するよ。
やってみると分かると思いますが、この腰湯って本当に気持ちがいいんですよ〜。「気持ちがいい」って思うのも、多分私の体が常に冷えきっていたからなんでしょうね。。
この腰湯は「寒い、体が冷えている」と少しでも感じたら1日1〜2回は行っておりました。
腰湯をする時間は1回で「ちょっと額が汗ばんでくる」位まで続けました。(大体15分~25分位)そのくらいまで温めると、体もしばらくは温かい状態が続きます。
冬場は朝と寝る前によく腰湯をやっていましたね。
体が温まると寝付きも断然良くなるんですよ。寝る前に腰湯をした日は、ベッドに入ったらそのままスーと眠りに落ちる事が多かったです。
私が腰湯を始めたのは冬場だったので、夏になった今現在では「エアコンで体が冷えたな〜」と感じた時だけ腰湯をやっています。※冬に徹底して腰湯をやったお陰で今は冷えは大分改善されました。
これは腰周りが本当に温まりますから、とってもオススメです。特に「原因不明の不妊」や「頑固な冷え性」な方は是非試して頂きたいです。
体を温める事で、体の機能が正常に回復してくるかもしれません。
腰湯専用の容器は、トイザラスなどに赤ちゃん用のベビーバスとかで代用出来るかもしれません。私はIKEAでちょうど腰湯によさそうなサイズの大きめの容器を発見して、それを腰湯用に使っていたのですが、今思えば、赤ちゃん用のベビーバスの方が良かったかもしれません。。
今度時間があれば、写真をアップ致します。^^;
時間が出来たので追加情報です。私がアメリカで腰湯に使用していた商品はこちら↓です。
使用感がすごいですが、これで今でも腰湯をやっています。
実はコレ、分別用のゴミ箱として売ってあるのですが、アメリカには腰湯用のたらいみたいなのが無いので、IKEAに行った際、ちょうど良いサイズの物を偶然発見したので、腰湯用の道具として使っています。
こっちは上記のサイズより少し大きめなので、大きめが良い人はこっちでもいいかもです。
実際に使ってみた感想や、どうやって使っているのか詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい。
参考遂に卵巣嚢腫が消滅!半年掛けて卵巣嚢腫(のうしゅ)を自然治癒・克服した記録を全部公開するよ。
漢方薬を処方してもらう
漢方薬も使用しておりました。
私が漢方薬を飲み始めたのは「卵巣嚢腫と子宮筋腫」の治療が目的で、冷え性の改善や、基礎体温を上げる事が目的ではありませんでした。しかし、電話で先生からカウンセリングを行って頂くと、私の場合は酷い「お血」、いわゆる「体の中に古い血が停滞していて、血の巡りも、血の質も悪くなっている」、この事が「ひどい冷え性」や「卵巣嚢腫と子宮筋腫」にも関係していた様なのです。
ですので、このお血を改善する「通導散」という漢方薬を処方して頂き、二ヶ月間の間服用を続けました。また、冷えが酷いので「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」も一緒に処方して頂きましたが、約1ヶ月後には体が温かく感じ始めたので、服用は途中で中止しました。
※この「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」はとっても苦い薬で、でも体は本当に内側から温まる感じがします。これは約1ヶ月位服用していましたが、後半は処方を変えて「お血」の処理に集中しておりました。
服用していた漢方薬をまとめると以下になります。
- 「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」=冷えの改善、約一ヶ月間服用
- 「通導散」=お血の処理、とにかく「お血」を散らす力が強いそうです
- 「柴胡加龍骨牡蠣湯」=「お血」の処理と精神面でのリラックス効果
見て頂けると分かると思いますが、冷え性の改善と、基礎体温を上げる為に処方して頂いた「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」は1ヶ月間の服用だけで、後は全て「お血」の処理を中心に処方して頂いています。
食事療法と腰湯を徹底して続け、約1ヶ月経過した時点で、常日頃から感じていた冷えを感じなくなり、基礎体温も大分上がって来ていたので、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」の服用は途中で中止しました。
私の場合、食事を見直して体を冷やす食べ物を避け、体を温める食材を食べる事を徹底的に習慣づけた事は、「基礎体温を上げる事」にものすごく貢献したと思っています。
鍼灸院に通う
これは漢方と同様、「子宮筋腫と卵巣嚢腫」の治療の為に通っておりました。
初診の際に、施術をされる先生が「う〜ん、、あなたは絶対に血の巡りに問題あるわね。」と、鍼灸院に行くなり「血の巡りが悪過ぎる」とお墨付きを頂きました。(笑)
私が通っている鍼灸さんは、今まで不妊治療や、私の様に婦人科系の臓器に何かおデキ的な物が出来た人(卵巣嚢腫や子宮筋腫)の治療も沢山行って来た人なのですが、大体そういったデキモノが体の中に出来る人は、「血の巡りが悪かったり、血の質そのものが悪い人が多い」との事でした。
元々女性の骨盤内は、沢山の臓器がひしめき合って、あの小さいスペースに入っているので、うっ血しやすく、血も溜まりやすいとの事でした。それ故、体が冷えて、血の巡りも悪くなって、食べ物も体を冷やす食べ物ばっかり食べ続けたら、こういった症状が出てくるのは、本当に良く考えたら全くもって不思議では無いんですよね。
体にとって「血の巡り」と「血の質」がどれだけ大事なのか。
これを知ってしまうと、「子宮筋腫と卵巣嚢腫」も「いつか発症するであろう病気が、体に限界が来て発症した」という風にしか、考えられなくなってしまいました。
車だってガソリンが無いと走れませんよね。
汚いガソリンだと、車だって壊れちゃいますし。
人間のカラダだって全くもって同じなんですよ。
血液が無いと人間の体は生きられないし、その血液の質が悪いと、色々な病気の原因になるし、血が全身に行き巡らないと、体も正常に機能しなくなります。
非常にシンプルな事なんですが、こういった事は、自分が実際、真剣に悩む程の病気になってみないと分からない事なんです。
鍼灸院では「子宮筋腫と卵巣嚢腫」の治療が目的でしたが、この治療にも「血の巡り」を改善する事が含まれているので、結局は「基礎体温を上げる」事にも繋がる事なので、結果として通っていて良かったと思っています。
山陰交にお灸を据える
これも「冷え性の改善」と婦人科系臓器の強化を目的に据える様に勧められました。
しかし、これも食事療法と腰湯を併用し始めるようになってからは、基礎体温が上がり始めたので、途中で中止しました。お灸を続けた期間は、漢方の「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」と同じ位で約1ヶ月程でした。
基礎体温が上がり始めたのは、鍼灸院の先生も脈を診る事で分かったようでした。しかし、お灸を自宅で使っている事に対しては、「お灸は確かに効果があるけれど、テックガールさんの場合はもう体が温まり始めているから、お灸はもうしなくていいよ」というアドバイスを後から頂いたので、途中から止めました。
体があまり温まり過ぎるのも良く無いそうです。
マクロビオティックの考えでも、体が陽性になり過ぎると、生理が早くなったりする事がある様なので、何事も「極端」はダメだという事でした。
それが分かってからはお灸を「山陰交」に据える事も止めました。これも一ヶ月位は続けていたので、一応記録として残しておきたいと思います。
あ、それからお灸に興味がある方は、最初はお灸を据える「ツボの位置」を探すのに苦労するかと思います。
以下の写真は、私が山陰交にずーっとお灸を据えていた場所の跡なのですが、二つ丸で囲ってあるのが分かりますよね?青い丸が自分で探したツボで、赤い丸が鍼灸師さんが教えてくれた「正確なツボの位置」です。
こんなに違ってくるんですよ。(笑)
これがプロと素人の「差」です。
もし本格的にお灸で何かを治療したい場合は、私なら一度鍼灸師さんを尋ねて、正確なツボの位置を教えてもらうと思います。もし自分で探してみたい場合は、以下の本↓が役に立つかと思います。
上でご紹介している本は、どうしてツボやお灸が体に作用するのか、医学的な目線での説明もあって分かりやすかったです。自宅でツボ押しをして体を癒すことに興味がある方は、買って損はない本だと思います。
ちなみにこの本の著者「加藤雅俊」さんは、元は製薬会社に勤務されていて、医療的な知識として、脳や神経、筋肉や骨格のしくみ等も理解されている方です。(本で説明がありました)ですので東洋医学と西洋医学の両方の視点から、なぜツボが体に良いのかの説明もあり、とても勉強になりました。
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基礎体温が上がり始めたタイムライン
基礎体温を上げる方法を自分なりに考えて、実践し始めたのは今年の2月半ば頃からでした。
以下は効果を実感し始めてからのタイムラインになります。
基礎体温を上げる方法を実践した最初の月(2015/2月)
- 食事を徹底的に改善する
- 体を冷やす食べ物は一切食べなくなる
- 水は室内の温度か、温かいお湯を飲む様にする
- 体を温める食べ物を毎日食べる(玄米&味噌汁は毎日)
- 腰湯は朝と夜、毎日2回
- 鍼灸院には2週間に1回のペースで通い始める
- 漢方薬は「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」と「通導散」を服用
※「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」は寝る前一回、「通導散」は毎日2回服用
実践2ヶ月後(2015/3月)
- 体を冷やす食べ物は一切食べない
- 水は室内の温度か、温かいお湯を飲む様にする
- 体を温める食べ物を毎日食べる(玄米&味噌汁は毎日)
- 腰湯は朝と夜、毎日2回
- 鍼灸院には2週間に1回のペースで通う
- 漢方薬「通導散」のみ
実践3ヶ月後(2015/4月)
- 体を冷やす食べ物は一切食べない
- 水は室内の温度か、温かいお湯を飲む様にする
- 体を温める食べ物を毎日食べる(玄米&味噌汁は毎日)
- 体が温まり始めたのを感じたので、腰湯の回数を1日1回寝る前にする
- 鍼灸院には2週間に1回のペースで通う
- 漢方薬「通導散」のみ
実践4ヶ月後(2015/5月)
- 体を温める食べ物を毎日食べる(玄米&味噌汁は毎日)
- 水は室内の温度か、温かいお湯を飲む様にする
- 甘い物は少し緩和して、マクロビお菓子や黒砂糖のお菓子を週に2回程は食べる様になる
※市販の白砂糖が含まれるお菓子は引き続き避ける - 体の冷えを感じなくなったので、腰湯は冷えを感じた時だけにする
- 鍼灸院には2週間に1回のペースで通う
- 漢方薬「通導散」のみ
- ※この頃から体温が36℃を切る事がなくなる
基礎体温は36.4℃〜36.5℃に安定してくる
実践5ヶ月後(2015/6月 ←現在ココ)
- 体を温める食べ物を毎日食べる(玄米&味噌汁は週に4回程)
- 水は室内の温度か、温かいお湯を飲む様にする
- マクロビお菓子や黒砂糖のお菓子を週に2回程は食べる様になる
※市販の白砂糖が含まれるお菓子は引き続き避ける - 足下や体の冷えが全く感じなくなる、腰湯はほぼしていない
- 鍼灸院には2週間に1回のペースで通い中
- 漢方薬「柴胡加龍骨牡蠣湯」に変更、引き続きお血の処理
基礎体温を上げる為に、あらゆる方法を実践し始めた3〜4ヶ月後には、基礎体温が上がり始め、ほぼ平均36.5℃位で安定する様になりました。上の様にまとめると、一度にあらゆる事を確実に実践していった事が良かったのだと思っています。
漢方薬だけの服用で基礎体温を上げる事も出来ると思いますが、やっぱり自分の努力も必要になると思います。
漢方薬だけを服用して基礎体温を上げようとしていても、常に体を冷やす食べ物ばっかり食べていたら、あまり意味ありませんよね。
血の質だって悪くなるだろうし、やっぱり薬だけに頼るのは体にも良く無いと思いますので、
「食事を改善して、それを日常化する事」
これが、将来様々な病気をも防いでくれるのだと思っています。
「基礎体温を上げる方法」で一番重要だと思ったのは、やはり
「血の巡りを良くすること」
「血の質を良くすること」
この二つが非常に大事なんだと思いました。
これは冷え性改善や基礎体温を正常にするだけでなく、未病をも防いでくれます。
食事で血の質が改善&血がキレイになる
↓
食事&腰湯で体が少しずつ温まる&血の巡りが良くなる
↓
漢方で「お血(古い血)」が流れ始める&質が良くなった血が全身に行き渡る様になる
↓
血(エネルギー)が体に行き渡り、
基礎体温が上がり始める
上のプロセスを食事療法と漢方薬・鍼灸が正常にしてくれて、その結果「基礎体温も上がり始めた」のだと思っています。
一番最初にある「食事で血の質が改善 & 血がキレイになる 」がとっても重要になってくると思いますので、ただ単純に基礎体温を上げるだけじゃなく、自分の「血」や「肉」となる「食べ物」にも気を配って、カラダの中から美しく、健康になるよう、心がけましょう。
その他、低体温を改善し体を温める方法
ただ単純に基礎体温を上げたいなら、こういった方法を試してみるのも効果的です。
ただ!上にも書いた様に「食生活」はちゃんと改善して、体を冷やす食べ物は食べない様にしましょう!(甘い物は週に1回程度に留めておきましょう。)
軽めの筋力トレーニングをして代謝をアップ&低体温を改善する
筋肉が体の熱を作っているので、その筋肉の量を増やして基礎代謝力をアップさせ、基礎体温も上げるという方法です。
激しい運動だと逆に疲れてしまって長続きしなくなるので、軽めの運動で自宅でも出来そうなスクワットをやると、筋肉が集中している下半身を鍛えられ、下半身の血行も良くなるのでオススメです。私も自宅で実践しています。
これもあまりやり過ぎると足腰が痛くなって立てなくなってしまうので、今のところ週に3〜4回程度続ける様にしています。
水は常温か温かいお湯を飲む
お水を飲む時は常に常温の水か、少し温かい水を飲む様にしています。特に朝一番に飲むお水は、冷えた水だと体を冷やしてしまうので避けています。外出時で何か飲み物を頂く時も、出来るだけ氷は入れない様にお願いしています。
寝る前も冷たい水ではなく、少し温かい水を飲む事で体をリラックスさせ、すぐ眠りにつけるようにしています。
腹巻きをする
薄手の腹巻きを常用するのも、体から冷えを守るためには最適です。
私も冬場は薄手で丈夫な腹巻きを愛用していました。夏場になると、ここアリゾナ州は気温が40℃を超える日が続くので、腹巻きなんて必要なくなりますが、秋〜冬場に書けては、なるべく体の熱を外に出さない様に愛用しております。
特に外の気温が低い場合は、体を内側から温めて、その熱を逃がさない様に対策をするのも効果的です。気になる方は是非一度お試し下さい。
まとめ
色んなサイトに「基礎体温を上げる方法」が出回っていますが、その多くはあまり食事についてまでは書かれていない事が多い様に思います。しかし、実際に私が実践してみて、本当に大事だと思ったのは「食事」です。
これは毎日の事なので、出来るだけ早い段階で改善していくように心がけていって欲しいと思います。特にインスタント類や白い精製した小麦粉で作られた食べ物を良く食べている方は、今後は精製していない、自然に近い形の食材に変えていくと良いかと思います。
ここまで私が食事の改善にこだわるのは、昨年「稽留流産」を経験したからです。
流産は女性にとって、もっとも苦しい経験の一つだと思います。私は昨年これを経験してから、本気で自分の体質を改善したいと強く願う様になりました。
稽留流産の体験は、他の記事で詳しく書いています。
→アメリカで妊娠・流産…初めての産婦人科の記録(1)〜掻爬手術 D&C Procedure を受ける〜
そこで、私の周りのプロフェッショナルな方の知識もお借りしながら、冷えを克服する為に、基礎体温を上げる方法を模索したり、食事や生活習慣を変える努力をしたり、本当にここ1年間の間に色々と実践しておりました。
その結果、努力の甲斐あって極度の冷え性も改善され、今では年中感じていた「足下の冷え」もほぼ感じなくなりました。超暑がり旦那君の「夏場のエアコンの温度下げ攻撃」にも、そこまで体が堪えなくなってきました。(笑)
今日のブログは同じ症状に悩む友達が居たら、こう答えるだろうなーという感覚で書いてみました。
年中体が冷えている方、私の様に極度の冷え性の方、また、冷え性+妊娠にチャレンジされている方は、一度試してみると良い結果が得られるかもしれません。(私も現在チャレンジ中・・・)
2016/06/05更新!
以前この記事で冷え性改善&妊活中と書いていましたが、2015年末に妊娠しました!酷い冷えの改善も、今回の妊娠にとても役に立ったと思っています。(現在妊娠後期に突入しています)
妊娠中の今現在も私の住む地区は日中38℃を超える暑さで、部屋の中はいつもエアコンが効きっぱなしなのですが、体があまり冷えることなく生活できています。
特に、妊娠にチャレンジしているのに、原因不明で何故か妊娠しない方も、体を中と外から温める事は、体の機能を正常に保つ上でも非常に大事だと思いますので、気になる人は是非試してみてください。
如何でしたか?
今日のブログは大分長くなってしまいました。。。
時間のある時にでもゆっくりお読み下さい。
あくまで私が実体験して得られた結果と情報ですので、参考になる部分と、そうでない部分があるかと思いますが、気になる箇所があれば是非実践してみてください。「冷えたカラダを温める」ことは、間違いなくプラスになりますから、低体温を放っておくのだけは止めておきましょう。。。^^;
最後まで読んで頂き有り難うございます!
また次回も宜しくお願いします☆